フレンチブルドッグの寒さ対策|実際に使ったグッズの正直な評価

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フレンチブルドッグが暑さに弱いことは、よく知られています。では、寒さはどうでしょうか。鼻が短くて体温調節が苦手という体のつくりは、冬にも同じように効いてきます。この記事では、我が家が冬にしていることと、実際に使ってみたグッズの正直な実感を書きます。夏の記事と同じで、全部が同じように効いたわけではありません。

この記事は運営者の実体験です。運営者は獣医師ではありません。適切な対策は住環境や個体によって異なります。体調で気になることがあれば、かかりつけの動物病院にご相談ください。

夏は「何度から」、冬は「自分が寒いと感じたら」

夏の記事では、気温18度を目安にしていると書きました。月ではなく気温で判断する、という話です。

ところが冬は、正直なところ気温をあまり見ていません。かわりに使っているのが、自分の体感です。

アウターだけでは足りず、マフラーと手袋が必要だと感じる日。そういう日は、犬にもしっかり対策をしています。

いい加減なようですが、冬はこれで足りると思っています。理由は、夏と冬で危険の出かたが違うからです。

夏は、人が涼しいと感じていても犬の体温は上がっていきます。地面に近い場所は温度が高く、パンティングだけでは追いつかない。人の感覚と犬の状態がずれるので、数字で見る必要がありました。

冬はそこまでずれません。同じ部屋、同じ道を、同じ空気の中で過ごしています。人が「今日は冷えるな」と思う日は、犬にとっても冷えています。だから自分の体感がそのまま目安になります。

ひとつだけ違うのは、犬のほうが地面に近いということ。冷たい空気は下にたまるので、人が感じているより足元は冷えています。迷ったときは、少し多めに対策するくらいでちょうどいいと思っています。

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冬に気をつけたいのは、寒さだけではありません

乾燥

暖房を使う季節は、部屋の空気がかなり乾きます。皮膚がかゆくなったり、鼻がカサついたり、呼吸が苦しそうになったりと、乾燥が関わる不調はいくつもあります。

我が家は今シーズンから加湿器を新しくしました。まだ使い始めたばかりなので効果を語れる段階ではありませんが、暖房と加湿はセットで考えたほうがいい、というのが今の実感です。

加湿器がなくても、濡れタオルを室内に干す、洗濯物を部屋干しにするといった方法はあります。まずは「暖房を入れたら乾く」ということを意識するところからだと思います。

低温やけど

暖房グッズを使うなら、これは知っておいてください。

低温やけどは、それほど熱くないものに長時間触れ続けることで起こります。製品評価技術基盤機構(NITE)が示している目安では、50℃で2〜3分、47℃で45分ほど、46℃で30分〜1時間ほど、45℃で1〜3時間、44℃で3〜4時間以上が発症の目安とされています。

怖いのは、熱くないから気づけないことです。通常のやけどは軽いものから重いものまで段階がありますが、低温やけどはほとんどが最も深い段階まで進むとされています。表面は少し赤いだけに見えて、皮膚の奥が壊死していることがあります。

犬の場合は、さらに条件が悪くなります。被毛があるので皮膚の状態が見えません。気持ちよく眠っていれば、そこから動きません。「熱い」と言葉で伝えることもできません。

だから、暖房グッズを使うときに守りたいのは次の2つです。

  • 逃げられる場所を必ず作る。温かい場所と、そうでない場所の両方を用意して、犬が自分で選べるようにする
  • 直接触れさせない。カバーやクッションを1枚はさむ。とくに寝入ったまま動かない子は要注意

室内の防寒

ここからが、実際に使っているグッズです。まず室内から。

ペット用ホットカーペット、ホットパック、毛布を並べた写真

①ペット用ホットカーペット
②ホットパック
③毛布

①は室内、②と③はバギーの中で使っています。

① ホットカーペット:床暖が好きな子には

買ったきっかけは、うちの子が床暖房を好きなことでした。冬になると、クッションよりも床暖のフローリングの上で寝ていることが多いんです。ポカポカする場所が好きなんだろうな、と。

ただ、お昼寝をする部屋のひとつに床暖がありません。そこでも温かくしてあげたくて、その部屋に置いてある犬用ソファの下に敷いて使っています。

ソファ越しに、ほんのり温かさが伝わる程度です。気持ちよさそうに寝ていますが、正直に書くと、うちの子はいつも気持ちよさそうに寝ているので、これが効いているのかは断定できません。

ひとつ結果的によかったのが、この置き方です。ソファをはさんでいるので、犬の体が直接カーペットに触れません。低温やけどを意識してそうしたわけではなく、置き場所の都合でこうなったのですが、いま考えると安全な使い方でした。

ホットカーペットを買うなら、上に何か1枚のせることをおすすめします。温度が下がってしまうのでは、と思うかもしれませんが、じんわり伝わるくらいでちょうどいいです。

② ホットパック:バギーの中の空気を温める

お出かけのとき、バギーの中が少しでも温まったらいいなと思って買いました。湯たんぽタイプで、電気は使いません。

サイズは小さめなので、下に敷くようなものではありません。犬がバギーに座っているとき、空いているスペースにぽんと置いています。体に直接触れることは、ほとんどない状態です。

温めるというより、バギーの中の空気を温めるイメージです。実際に温まっているかは、正直なところ分かりません。劇的な効果を感じたことはなく、ないよりはあったほうがいい、という位置づけです。

ただ、この置き方は結果として安全でもあります。湯たんぽは低温やけどの原因になりやすい製品で、カバーをしていても表面が45度前後を長時間保つことがあります。体の下に敷いて長く乗せる使い方は、条件としては危ないほうに寄ります。触れない場所に置くくらいで、ちょうどいいと思っています。

③ 毛布:冬はこれに替える

バギーの底に敷くものを、季節で替えています。夏はひんやりするもの、冬は毛布。バギー全体に敷いて、その上に犬が乗る形です。

これも、敷いたから劇的に何かが変わるというものではありません。ただ、冷たい生地の上に直接乗せるよりはいいだろう、と思って続けています。

夏の記事で、バギーをひんやりグッズで固めるという話を書きました。冬はその逆をしている、と考えてもらえれば分かりやすいと思います。


外出時の防寒

ここからは、着せるものです。室内のグッズと違って、こちらは効果がはっきり分かるものがあります。

服:これは効いています

パーカーを着て散歩しているフレンチブルドッグ

裏起毛のパーカー。散歩のときに着せています。

冬は、服を着せないと寒くて歩かない日があります。着せると歩く。この差がはっきり出るので、効果があるのは間違いないと思っています。

寒いと震える子もいますが、うちの子は滅多に震えません。だから震えを目安にはできず、「歩くかどうか」で判断しています。

同じように、寒さのサインが分かりにくい子もいると思います。震えないから平気、とは限りません。散歩のときに立ち止まる、帰りたがる、歩くペースが落ちる。そういう変化も寒さのサインとして見ています。

スヌード:風の当たる面積を減らす

スヌードを着けて日向で過ごすフレンチブルドッグ

首まわりに巻くタイプ。散歩やお出かけのときに使っています。

人間と同じ感覚で買いました。首元が開いていると、そこから冷えます。少しでも風が直接当たる面積を減らしてあげたい、と思って使い始めました。

服と同じで、着けているからといって何か変わった様子を見せるわけではありません。いつも通り過ごしています。それはそれで、嫌がっていないということなので、いいことだと思っています。

選ぶときは、首まわりのサイズを測ってからのほうが確実です。ゆるいとずれますし、きついと嫌がります。

ポンチョ:歩かないときのため

ポンチョを着てバギーに乗っているフレンチブルドッグ

バギーで移動するときだけ着せています。歩くときには使いません。

ポンチョは、散歩で歩くときには着せていません。着せているのは、バギーに乗せて移動するときです。

これには理由があります。歩いていれば体は自然に温まりますが、バギーに乗っているあいだは運動していません。動いていないぶん、寒さがこたえます。しかも移動中は風を受け続けます。

ポンチョを着せると、冷たい風をかなり凌げます。ここは効果を感じている部分です。

夏の記事で「歩きたい気持ち」と「体温を上げすぎない」を両立させるためにバギーを使う、と書きました。冬は逆で、バギーに乗せているあいだこそ防寒が要る、ということになります。


正直に言うと、劇的に効くものはありません

ここまで書いてきて、気づかれたと思います。「これを買えば冬が変わる」というものは、ひとつもありませんでした。

グッズ実感
服◎ 着せないと歩かない日がある
ポンチョ◎ バギー移動の風を凌げる
ホットカーペット○ 温かそうにしているが、断定はできない
スヌード○ 変化は分かりにくいが、嫌がらず着けている
ホットパック△ ないよりはいい、という程度
毛布△ 冷たい生地の上に直接乗せるよりは、という程度

夏のグッズも同じでした。冷感マットやクールリボンは、単体で劇的に効くものではなく、組み合わせて少しずつ体温を下げるものだと書きました。

冬も構造は同じだと思っています。寒さを感じるスペースを、ひとつずつ減らしていく。首元、体、足元、乗り物の中。それぞれを少しずつ埋めていった結果として、冬を越せる状態になる。ひとつの決定打を探すより、そう考えたほうが現実に合っています。


これから揃えるなら、この順番

全部いっぺんに揃える必要はありません。効果がはっきりしているものから順に並べます。

  1. 服(散歩に行けるかどうかが変わる)
  2. ポンチョかスヌード(バギーを使うならポンチョ、歩くのが中心ならスヌード)
  3. ホットカーペット(床暖のない部屋で長く過ごすなら)
  4. ホットパック・毛布(お出かけが多いなら足していく)

1だけでも、冬の過ごしやすさはかなり変わります。逆に、室内でずっとエアコンをつけていて、お出かけもしないという暮らし方なら、3と4は要らないかもしれません。


いちばん大事なのは、様子を見ること

夏の記事と同じ結論になりますが、グッズより大事なのはその子を見ることです。

散歩に出たがらない。歩き出してもすぐ止まる。日向から動かない。丸まって寝ている時間が長い。どれも寒いときのサインです。震えるかどうかだけを見ていると、うちの子のように震えないタイプは見落とします。

反対に、温めすぎもよくありません。暖房の効いた部屋で服を着せたままにしておくと、今度は熱がこもります。ハアハアと呼吸が速くなっていたら、それは暑いという合図です。冬でも短頭種は短頭種のままだということは、忘れないようにしています。

温かい場所と涼しい場所の両方を用意して、その子が自分で選べるようにしておく。夏も冬も、結局はここに行き着きます。

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フレンチブルドッグと暮らす部屋づくりの工夫

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フレンチブルドッグを迎えると決まったとき、多くの人がケージやトイレの準備から始めると思います。ただ、実際に暮らしてみて効いてくるのは、グッズよりも部屋そのものの作りでした。床、段差、温度、置いてあるもの。この4つを見直しておくと、あとから困ることがかなり減ります。この記事では、短頭種で体重のあるこの犬種ならではの視点で、部屋づくりの工夫をまとめます。

まず見直したいのは、床

フローリングは犬にとってよく滑ります。フレンチブルドッグは体重のわりに脚が短く、筋肉質でがっしりしているぶん、滑ったときに関節へかかる負担が大きくなります。若いうちは平気に見えても、膝や腰に効いてくるのは何年も先です。

対策としては、犬がよく通る場所にマットを敷くのがいちばん手軽です。全面に敷き詰める必要はなく、ケージから水飲み場、玄関までといった移動の道筋を押さえるだけでも違います。

選ぶときは、洗えるかどうかを基準にしてください。おしっこの失敗、よだれ、吐き戻しは必ずあります。タイル状で1枚ずつ交換できるタイプか、洗濯機に入るサイズが現実的です。毛足が長いものは爪が引っかかるので避けたほうが無難でした。

段差は、思っているより危ない

ソファやベッドからの飛び降りは、この犬種でとくに気をつけたい動きです。着地のときに前脚と背中へ一気に負担がかかります。椎間板の問題を抱えやすい体型でもあるため、日常的に繰り返す動作ほど見直す価値があります。

  • ソファにはスロープかステップを置く。上らせない、というルールは守れないことが多いので、上れる前提で安全にするほうが続きます
  • 階段には柵を付ける。上るより、下りるときのほうが危険です
  • 玄関の上がりかまちにマットを敷く。散歩のあと、勢いよく飛び乗る場所です

ケージをどこに置くかで、夜が変わる

ケージの位置は、あとから動かすと犬が落ち着かなくなるので、最初に決めておきたいところです。判断の基準は3つあります。

ひとつ目はエアコンの風が直接当たらないこと。冷えすぎもよくありませんし、風が当たり続ける場所では休めません。ふたつ目は人の動線から少し外れていること。通るたびに反応していると、犬はいつまでも気を張ったままになります。

3つ目が夜、人の気配が伝わる場所かどうかです。お迎え直後は、完全に隔離された部屋よりも、寝室から声が届く位置のほうが落ち着くことが多いです。夜泣きの時期をどう過ごすかは、部屋のレイアウトとかなり関係しています。

ベッドとマットを並べた部屋でくつろぐフレンチブルドッグ

我が家は寝床を1か所に決めず、硬さの違うマットとベッドを並べて置いています。その日の気温や気分で、犬が自分で選んでいます。

ケージの中だけが休む場所という状態にしないほうが、留守番のときも落ち着いているように感じます。

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夏を前提にした部屋にする

この犬種は自力で体温を下げるのが苦手です。だから、部屋づくりの段階から夏を想定しておく必要があります。真夏になってから考えるのでは遅い、というのが正直なところです。

  • ケージは窓際を避ける。日中の直射日光で、その一角だけ温度が上がります
  • 床に近い場所の温度を見る。壁の温度計より、犬がいる高さのほうが暑くなります
  • ひんやりするマットと、そうでない場所の両方を用意する。犬が自分で選べる状態が理想です
  • 留守番中もエアコンを切らない。電気代より優先度が高い出費だと考えています

停電への備えとして、保冷剤をタオルで巻いたものをすぐ出せるようにしておくと安心です。

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床に置いてあるものを、いちど全部見る

この犬種は鼻が短いぶん、口が広く、興味を持ったものをそのまま咥えます。誤飲は動物病院にかかる理由として本当に多いものです。犬の目線の高さまでしゃがんで、部屋を一周してみてください。

  • 電源コード。カバーを付けるか、家具の裏へ完全に隠す
  • ゴミ箱。蓋つき、できれば犬が開けられない場所へ
  • 小さいもの全般。イヤホン、ペットボトルの蓋、靴下、子どものおもちゃ
  • 観葉植物。犬にとって毒性のある種類があります
飲み込んだかもしれない、と思ったときは様子を見ずに動物病院へ連絡してください。時間が経つほど、内視鏡で取れずに開腹になる可能性が上がります。

太らせない部屋の作り方

部屋づくりは体型にも関係します。この犬種は太りやすく、しかも毎日見ているとその変化に気づけません。

おやつを人がくつろぐ場所の手の届く範囲に置いておくと、無意識に回数が増えます。棚の中など、ひと手間かかる場所にしまうだけで量は変わります。家族が複数いる場合は、誰が何をあげたか分かるようにしておくと重複を防げます。

反対に、部屋の中で動ける導線は確保しておきたいところです。家具でふさがれて数歩しか歩けない間取りだと、雨の日にまったく動かない日ができてしまいます。

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いまの工夫は、シニアになってから効いてくる

滑らない床、段差のない動線、決まった位置にあるケージ。これらは若いうちは「あると安心」という程度ですが、脚が弱ってきたときに意味が変わります。

目が見えにくくなった犬は、家具の配置を覚えたまま生活します。介護が必要になってから部屋を作り替えるのは、犬にとっても人にとっても負担が大きいものです。実家で2頭を見送った経験から言うと、元気なうちに整えた部屋のほうが、最後まで使えます。

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我が家で、実際に変えたこと

大きく手を入れたのは、床と、入ってほしくない場所の仕切りです。床については、部屋全体に敷くのではなく、よく歩く廊下と、部屋の中で遊ぶスペースの2か所に絞りました。走って急に方向を変えるのはだいたい遊んでいるときなので、そこと、毎日何度も往復する場所を押さえておけば十分だと考えています。

廊下には、カットできるロールタイプ

廊下のように細長い場所は、既製のサイズが合いません。必要な長さに切って使えるロールタイプにしました。裏が吸着するので、走ってもめくれません。端がめくれていると、そこに爪が引っかかって、かえって危ないです。洗えるタイプを選んだので、粗相や吐き戻しのときはその部分だけ外して洗っています。

遊ぶスペースには、厚手の防水マット

遊ぶスペースに敷いた厚手の防水マットの上に座るフレンチブルドッグ

遊ぶスペースに敷いた防水マットです。奥のベッドまでがマットの範囲で、右側からがフローリングになります。

こちらは厚みのあるタイプにしました。走って止まるときや、ベッドから下りたときの衝撃を受け止めてくれます。表面が防水なので、水をこぼしても下まで染みません。手入れは拭くだけで済みます。廊下用のように細かく洗えるわけではないので、使う場所で分けている形です。

入ってほしくない場所は、置くだけの柵で

キッチンなど、入ってほしくない場所には柵を置いています。工事はしていません。床に置くだけのタイプです。しつけで覚えさせようとするより、物理的に入れないようにするほうが早く、こちらが見ていない時間帯も安心でした。

高さは50cmです。立ち上がると顔が出る程度の高さですが、これまで飛び越えたことはありません。助走がつけられない場所に置いているのもあると思います。

置くだけのペットフェンス越しに伏せているフレンチブルドッグ

高さ50cmの柵。床に置いているだけで、壁には何も付けていません。

奥に見えているのが、廊下に敷いたロールタイプのマットです。

我が家の柵はホームセンターで買ったもので、同じ商品を見つけられませんでした。同じように置くだけで使えて、高さを選べるタイプとして、こちらを挙げておきます。こちらは使ったことがないので、使用感については書けません。

寝床は、決めないことにした

寝床については、決まった一か所にせず、硬さの違うマットとベッドを並べて置いています。犬が自分で選べる状態にしておくと、こちらが用意した場所を無理に使わせずに済みます。季節によって選ぶ場所が変わるので、見ていると面白いです。

完璧な部屋でなくていい

ここまで挙げたことを全部やる必要はありません。賃貸で工事ができない家もありますし、家族の生活もあります。うちも完璧ではありません。

優先順位をつけるなら、床と温度の2つです。この2つは犬の体に直接影響しますし、あとから直すのが面倒な部分でもあります。残りは、暮らしながら気になったところを足していけば十分だと思います。

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フレンチブルドッグのしつけ|プロに頼む判断基準

フレンチブルドッグのしつけについて調べると、方法を教えてくれる記事はたくさん見つかります。けれど飼い主が本当に迷うのは、方法そのものより「これはいつまで自分で頑張るべきなのか」という部分ではないでしょうか。この記事では、家庭で続けられる範囲と、プロに頼んだほうがいい場面の線引きを整理します。あわせて、頼むときの選択肢が4つあることと、預ける前に確認しておきたいことをまとめました。

フレンチブルドッグのしつけがつまずきやすい理由

この犬種は、覚えが悪いわけではありません。おやつへの反応はいいですし、名前を呼べばきちんと振り向きます。ただ、集中が続く時間が短く、気が乗らないときは本当に動きません。頑固と言われるのは、このあたりが理由だと思います。

もうひとつ大きいのが体の事情です。興奮するとすぐに呼吸が荒くなるため、長い時間の反復練習が向いていません。屋外での練習も、気温が上がる時間帯は避ける必要があります。他の犬種と同じ感覚で「毎日30分きっちり」と決めると、犬のほうが先に苦しくなってしまいます。

うちでは1回5分程度を1日に何度か、という形に落ち着きました。短く終わらせて、まだやりたそうなくらいでやめるほうが続きます。

うちが困ったのは、トイレと夜泣きだった

我が家でしつけらしいしつけに悩んだのは、お迎え直後のトイレと夜泣きでした。どちらも家庭の中で完結する困りごとで、時間をかけて落ち着いていったタイプです。そのときに何をしたかは別の記事に書いたので、ここでは繰り返しません。

結果としてプロには頼みませんでしたが、それは「頼まなくても大丈夫だった」ということではなく、困りごとの種類がたまたま家庭で対応できる範囲だった、というだけだと思っています。

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「ここからはプロ」と考えたい5つの場面

調べていくうちに分かってきたのは、自力で続けないほうがいい状況がはっきりある、ということでした。次のような場合です。

  • 噛む力が明らかに強くなってきた。甘噛みの延長ではなく、唸りながら歯を当ててくる場合。人が怪我をする段階に入る前に相談したい
  • 家族で対応がばらばらになっている。ひとりが叱り、ひとりが許していると、犬は何が正解なのかを学べない
  • 散歩中に他の犬や自転車へ強く反応する。体重のわりに力の強い犬種なので、転倒や飛び出しにつながりやすい
  • 飼い主が眠れていない、犬が怖いと感じている。人の側が限界に近いときは、方法を探すより先に手を借りたほうが早い
  • 同じ対応を2〜3か月続けて、まったく変化がない。やり方が犬に合っていない可能性がある

共通しているのは、犬の問題というより「家庭の中で解決の見通しが立たなくなっている」状態だという点です。困り果ててから慌てて探すより、早い段階で相談したほうが、選べる先も方法も多く残っています。

頼み方は大きく4つある

ひとくちにトレーニングと言っても、形式がいくつかあります。どれを選ぶかで、費用も拘束時間も、犬にかかる負担も変わります。

形式内容向いている場面
パピー教室子犬向けの短期クラス。動物病院やペットショップが開催していることが多いお迎え直後。他の犬や人に慣らしておきたい
グループレッスン複数の飼い主と一緒に通う。基本のコマンドが中心他の犬がいる環境で落ち着けるようにしたい
出張トレーニングトレーナーが自宅に来る。実際の生活環境を見てもらえるトイレ・要求吠えなど、家の中で起きている困りごと
全寮制(預託訓練)数週間から数か月預けて、集中的に訓練する噛みつきなど、家庭では対応しきれなくなった場合

家の中で起きている困りごとであれば、まず出張トレーニングで相談するほうが現実的だと思います。トイレの失敗などは、犬ではなく間取りやトレーの位置が原因になっていることがあり、それは家に来てもらわないと分かりません。

費用は地域や内容によって大きく違います。同じ「全寮制1か月」でも、含まれる内容と帰宅後のフォローの有無で意味が変わるため、金額だけで比較しないほうがいいと思います。

預けるなら、確認しておきたいこと

全寮制は、犬が家を離れます。トリミングサロンを選び直したときと同じで、預けている間に何が起きているか見えないことが不安の中心になります。次の点は、契約の前に聞いておきたいところです。

  • 預けている間の報告があるか。写真や動画付きで、どのくらいの頻度で届くのか
  • 見学ができるか。訓練の様子と、犬が寝起きする場所の両方を見せてもらえるか
  • 短頭種を預かった経験があるか。空調の管理、運動量の加減、食べ方への配慮まで具体的に説明できるか
  • 何を教えて、何は教えないのか。目標が曖昧なまま預けると、帰ってきてから家庭で再現できない
  • 帰宅後の引き継ぎがあるか。訓練は飼い主側が続けられて初めて定着する
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短頭種を預けるときに、もうひとつ気にしたいこと

訓練の内容そのものより先に、体のことを確認しておきたい犬種でもあります。興奮した状態が続くと呼吸が上がりますし、夏場の移動や屋外訓練は熱中症のリスクが上がります。

見学のときに、犬が息を切らしていないか、休憩がどのくらいの頻度で入っているかを見ておくと、その施設が短頭種をどう扱うかが分かります。「うちは短頭種も慣れています」という言葉より、実際の休ませ方のほうが確かです。

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頼るかどうかも含めて、正解はひとつではない

この記事は「プロに頼むべきだ」とも「頼まなくても大丈夫」とも言うつもりはありません。うちは困りごとがトイレと夜泣きで、家庭で対応できる範囲に収まっていた、というだけです。噛みつきや強い興奮に悩んでいる家庭が、同じように耐える必要はまったくありません。

しつけは、犬の性格と家庭の事情の掛け算で決まります。どこまで自分でやって、どこから人に頼むのか。その線は家庭ごとに違っていいのだと思います。

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フレンチブルドッグのダイエット|太っていることに気づけなかった話

「1kgほど体重が増えていますね」

動物病院でそう言われたとき、正直びっくりしました。まったく気づいていなかったからです。

実は同じことが、実家のフレンチブルドッグにも起きていました。久しぶりに帰省した私が「まるまる太ってる!」と驚いたのに、毎日一緒にいる両親は気づいていなかったんです。

今回は、その「気づけなさ」と、獣医師と相談して実際に行ったダイエットの話を書きます。

この記事は運営者の実体験です。運営者は獣医師ではありません。体重管理の方法は、その子の状態によって大きく変わります。必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

毎日見ていると、気づけない

まず、実家の話から。

久しぶりに帰省したとき、フレンチブルドッグの母犬がまるまると太っていて驚きました。明らかに前回と違うんです。

ところが両親は、まったく気づいていませんでした。ごはんの量を増やしたわけでも、おやつをたくさんあげていたわけでもない。それなのに、いつの間にか太っていた。

結局、病院でもダイエットを勧められて、一時期ダイエット用のフードに切り替えることになりました。

毎日見ている人ほど、変化に気づけない。これはもう、仕方のないことなのだと思います。


うちの子の場合:カルテに記録はあったのに

そして、今の子でも同じことが起きました。

うちの子はストルバイト結石で、血尿が出るたびに通院しています。そのたびに体重は測ってもらっていました。

ただ、測った数値はカルテに記録されるだけで、毎回報告があるわけではありません。だから私も、体重の変化には気づいていませんでした。

ある日の受診で、先生から言われたのがこの一言です。

1kgほど体重が増えていますね。

10.3〜10.5kgを維持していたはずが、気づけば11.3kgになっていました。

体つきからして「肥満」というほどではなかったようですが、「しばらく維持していた体重に戻しておいた方が体にはいい」とアドバイスをもらいました。


思い当たったのは、夏の過ごし方

言われて振り返ってみると、心当たりがありました。夏です。

フレンチブルドッグは暑さに弱いので、夏場はなかなか外に出られません。お散歩の時間も減り、運動量が落ちます。

それなのに、ごはんの量は同じまま。

さらに、外に行けないぶん家で一緒に遊ぶ時間が増えます。そうすると、何かと褒めたくなって——おやつを普段より多くあげてしまっていたんです。

運動量は減り、摂取量は増える。今考えれば、太らない方が不思議でした。

短頭種は夏の運動制限が避けられないので、この犬種特有の落とし穴かもしれません。

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「運動量が増えれば痩せる」は間違いでした

体重増加を指摘されたのは、秋から冬にかけてのことでした。

だから私は、こう言いました。

「これから涼しくなって運動量も増えるので、体重も落ちますかね?」

返ってきたのは、はっきりした答えでした。

犬は、多少運動量が増えたくらいでは痩せません。

体重を落とすには、物理的にごはんの量を減らし、おやつも減らすこと。それが必要だと言われました。

正直、これは目から鱗でした。「散歩を増やせばなんとかなる」と思い込んでいたので。


先生が教えてくれた「かさ増し」という方法

とはいえ、ごはんを減らすのは気が引けます。お腹が空いてかわいそうですし、欲しがられたら心が折れそうです。

そこで先生が教えてくれたのが、かさ増しでした。

いつものフードの量を減らして、そのぶん野菜などを細かく刻んで足すといいですよ。

フードの量は減るけれど、器に入っている量は変わらない。これなら満足感を保てます。

うちの子は「もやし」でした

かさ増しによく使われる野菜といえばキュウリですが、うちの子には使えませんでした。キュウリはミネラルが豊富で、ストルバイト結石の子は避けた方がいいとのことだったからです。

そこで選んだのが、茹でたもやし。細かく刻んでフードに混ぜます。

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これが、思いがけず一石二鳥でした。

茹でたもやしは水分が摂れます。ストルバイト結石の子は「水分をたくさん摂って、たくさんおしっこをする」ことが望ましいとされているので、ダイエットと水分補給を同時に叶えられたんです。

おやつは茹でた大根に

おやつも見直しました。市販のおやつを減らして、茹でた大根に。

こちらも水分が摂れるので、同じ理由で相性が良かったです。


結果:3か月で1.3kg減

項目内容
もとの体重10.3〜10.5kg
増えた体重11.3kg
方法フードを減らし、茹でたもやしでかさ増し/おやつは茹でた大根
期間約3か月
結果約1.3kg減

拍子抜けするくらい、スムーズでした。

大変だったことは、特にありません

正直に書きますが、苦労した記憶がありません。

うちの子は好き嫌いがなく、野菜でも何でも食べてくれる子なので、もやしダイエットもすんなり受け入れてくれました。茹でた大根も、嫌がらずに食べていました。

これはその子の性格によるところが大きいと思います。野菜を食べない子だと、また別の方法が必要になるはずです。だからこそ、獣医師に相談する意味があります。


今はどう維持しているか

元の体重に戻ったので、もやしのかさ増しは終了しました。

ただし、フードの量は元に戻していません。以前あげていた量より、1日40gほど少なめにして様子を見ています。

結局のところ、以前の量が、この子には少し多かったということなのだと思います。

ちなみに、フード代を含めた月々の費用については別の記事にまとめています。療法食に切り替えてから、フード代は月6,500円ほど増えました。

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この経験から思うこと

1. 体重は、記録して比べないと気づけない

うちの子は毎回体重を測ってもらっていたのに、それでも気づきませんでした。数値が記録されているだけでは、変化に気づけないんです。

今は、受診のたびに「前回と比べてどうですか」と聞くようにしています。それだけで、ずいぶん違います。

ご家庭で測るなら、体重計に月1回乗せてメモしておくだけでも十分だと思います。

2. 夏の後は、要注意

フレンチブルドッグは、夏に運動量が落ちるのを避けられません。暑さが落ち着いた頃に一度体重を確認するのは、この犬種には合っている習慣かもしれません。

3. 「散歩を増やせば」は通用しない

これが一番の学びでした。減らすべきは、まず入ってくる量。

ただし、いきなり量を減らすと栄養バランスが崩れることもあります。何をどれだけ減らすかは、必ず獣医師に相談してください。我が家も、先生の指示があったからこそ安心して進められました。

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トリミングサロンの選び方|サロンを変えた理由

フレンチブルドッグはカットが不要な犬種なので、自宅でシャンプーを済ませる方も多いと思います。ただ我が家は、しっかり洗えたか、きちんと乾かせたかが不安で、プロにお任せしています。

今のサロンに落ち着くまでには、実は一度サロンを変えています。迎えに行ったら、うちの子が隅っこで震えていたという出来事がきっかけでした。

今回は、その経験から「預ける前に確認しておけばよかった」と思うことを書いてみます。


最初のサロンは、散歩中の声かけがきっかけでした

子犬の頃、近所を散歩していたら、たまたまサロンのスタッフさんが声をかけてくださって、パンフレットをいただきました。

「いつか行ってみたいな」くらいの気持ちでいて、少し大きくなってからシャンプーに連れて行くことにしました。

スタッフさんの対応も良く、シャンプー後には可愛い写真も撮ってくださいます。その後も何度かシャンプーで利用し、ペットホテル(スタッフさんが自宅に連れて帰ってくださる形)でもお世話になっていました。

ある日、迎えに行くと

サロンの隅っこで、耳を倒してブルブル震えて怯えているうちの子がいました。

同じスペースに他の犬もいましたが、ケンカをした様子ではなさそうでした。

「何かありましたか?」と尋ねても、返ってきたのは「大丈夫ですよ〜」という反応だけ。何が起きたのかは、結局分かりませんでした。

その日以降、そのサロンは利用していません。

誤解のないように書いておくと

これは「そのサロンが悪質だった」という話ではありません。実際、何があったのかは今も分からないままです。犬同士のことかもしれませんし、たまたま体調が優れなかっただけかもしれません。

ただ、私にとって決定的だったのは「説明がなかったこと」でした。理由が分からないまま預け続けることに、不安を感じてしまったんです。


今のサロンは、思わぬところで出会いました

サロンに預けることが不安になり、「これからシャンプーどうしよう」と悩んでいた時期がありました。

そんなとき、近所でよく行く犬同伴OKの居酒屋さんで、トリマーさんと出会いました。お店の方に紹介していただいたんです。

お店に来ている他のわんちゃんたちも利用していると聞いて、それ以降、その方のサロンでお世話になっています。

今のサロンが気に入っている理由

  • LINEで予約が取れるので、電話が苦手でも気軽
  • シャンプー中の動画や写真を送ってもらえる
  • 毎月変わる手作りのフォトスポットで撮影してくれる
  • 価格が高すぎない
  • 近所のわんちゃんや、行きつけのお店で会う犬友も通っている

特にありがたいのが、お迎えのときの報告です。「体重がこうでしたよ」「ここの皮膚が少し赤くなっていましたよ」と、気づいたことを伝えてくれます。

プロの目で毎回チェックしてもらえるのは、飼い主にとって大きな安心材料です。


2つのサロンを経験して思うこと

報告があるかどうかが、想像以上に大きい

結局、私にとって一番の違いは「何があったか教えてくれるかどうか」でした。

犬は言葉で説明できません。だからこそ、預かってくれた人からの一言が唯一の手がかりになります。良いことも、気になったことも伝えてくれるサロンは、それだけで信頼できます。

「近所で評判を聞ける」ことの強さ

今のサロンは、居酒屋さんでの縁で出会いました。偶然のようですが、実際に通っている人の話を聞けたことが決め手だったと思います。

ネットの口コミも参考にはなりますが、顔の見える人からの「うちも行ってるよ」は、まったく重みが違いました。

見学しておけばよかった

正直に書くと、最初のサロンは見学も体験もしていませんでした。パンフレットとInstagramを見ていた程度です。

もちろん、見学していれば防げたとは限りません。それでも、店内の様子や、他の犬がどう扱われているかを一度見ておけば、判断材料は増えていたはずです。


預ける前に確認したいこと

私の経験から、こんな点を見ておくといいかなと思います。

  • 店内を見学させてもらえるか
  • 他の犬と同じスペースで待たせる形か、個室があるか
  • 作業中の様子を写真や動画で共有してもらえるか
  • お迎えのときに、気づいたことを報告してくれるか
  • 体重や皮膚の状態など、健康面も見てくれるか
  • 予約方法(LINEなど、負担の少ない方法があるか)
  • 実際に通っている人の話が聞けるか

フレンチブルドッグは短頭種なので、シャンプー中の温度や、乾かすときの熱にも配慮が必要です。その点をどう考えているか尋ねてみると、サロンの姿勢が見えてくるかもしれません。


夏は自宅でも洗っています

補足として、我が家のペースを書いておきます。

サロンには1か月半に1回、シャンプー・耳掃除・肛門腺絞り・爪切り込みで約7,000円。

ただ夏場は皮脂で肌荒れしやすくなるので、サロンに行くまでの1か月半の間に、自宅で一度シャンプーしています。全部お任せでも、全部自分でもなく、この形が我が家には合っているようです。

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