1歳半のとき、うちの子はストルバイト結石による血尿が出ました。以来、定期的に繰り返すようになり、フードは療法食に切り替わりました。
この記事は、そのときのことを飼い主の目線で記録したものです。私は獣医師ではないので、治療法をおすすめするものではありません。「こういう経過をたどった家庭もある」という一例として読んでいただければと思います。
気づいたのは、トイレシートでした
トイレシートを替えようと思ったとき、シートが赤くなっているのに気づきました。
そして、いつもより量が少なかったのも覚えています。
「え、血?」と思ったときの動揺は、今でも思い出せます。すぐに動物病院に連れて行きました。
結果的に、この「シートを替えるとき」という日常の一場面が発見のきっかけになりました。毎日見ているものだからこそ、いつもと違うことに気づけたのだと思います。
病院で受けた検査
行った検査は、尿検査と膀胱のエコー検査でした。
そこでストルバイト結石であることが分かり、獣医師から結石用の療法食に切り替えるようアドバイスを受けました。
療法食への切り替えは、すんなりいきませんでした
ここからが、思っていたより長い道のりでした。
最初のフードで、アレルギーのような症状が出た
ストルバイト結石用の療法食にはいろいろな種類がありますが、まずは病院から勧められたものを試すことにしました。
「いつものごはんに少量ずつ混ぜて切り替えていってください」という説明を受けたので、その通りに少量から始めました。嫌がらずに食べてくれたので、ひとまず安心したのですが——
数時間後、下痢とお腹のブツブツが出てしまいました。
念のため書いておくと、これはそのフードが悪いということではありません。食物アレルギーは個体差が非常に大きいので、うちの子に合わなかっただけの話です。
サンプルを試して、別のフードに
幸い、別メーカーの療法食のサンプルも複数いただいていました。数日間そちらを食べさせて様子を見たところ、どれも問題なく食べて、アレルギーのような症状も出ませんでした。
その中から、私が選んだものを購入することにしました。
それでも、なかなか良くならなかった
食いつきは良かったのですが、ストルバイト結石の症状はなかなか改善しませんでした。
何度も病院に通い、膀胱炎の薬をもらって治り、また数か月後に血尿が出る——その繰り返しです。
療法食の種類を変えて様子を見たりもしましたが、完治には至りませんでした。
正直、この時期は気持ちが沈みました。ちゃんと療法食にしているのに、どうしてと思ってしまうんです。
転機は、獣医師からの提案でした
何度も通っているうちに、先生からこんな提案がありました。
最初にアレルギー症状が出てしまったメーカーに、同じストルバイト結石用でアレルギーが出にくいタイプのフードがあります。そちらを試してみませんか。
正直、そのメーカーのフードをもう一度食べさせることには不安がありました。あの下痢とブツブツを思い出すと、どうしても。
でも、早く治してあげたい気持ちの方が強かったので、また少量ずつ混ぜて切り替えていくことにしました。
結果、アレルギー症状は出ませんでした。ひとまず安心です。
同じメーカーでも、製品によってまったく違う。一度合わなかったからといって、そのメーカー全部を諦めなくてよかったと思っています。
今の状態
完治とは言えませんが、再発する頻度は減ったと感じています。
現在は2種類の療法食を混ぜて食べていて、フード代は月におよそ16,000円。健康だった頃の約1.6倍です。この金額の話は、別の記事に詳しく書いています。
家でしていること
ここも「我が家の場合」として読んでください。何を避けるべきかは、その子の状態によって違います。必ず獣医師の指示を優先してください。
食べさせるものを見直した
ストルバイト結石の原因になりうるとされる成分は、極力避けるようにしています。
それまでは湯がいたブロッコリーをあげたりしていましたが、良くないようなので、血尿が出て以降はあげていません。ジャーキーなどの高タンパクなものも同様です。
おやつは、クランベリーのものや、結石対策をうたっているものに絞っています。
水分をとにかく意識するようになった
水分をたくさんとって、たくさんおしっこをさせた方がいいと言われているので、以前より意識するようになりました。
- ごはんに水分を足す
- 犬用の味つきの水分補給ドリンクをあげる
うちの子はもともとあまり水を飲まないタイプだったので、ここは今も工夫を続けています。
同じ状況の方へ
もし今、同じような状況で調べていらっしゃる方がいたら、お伝えしたいことが3つあります。
- 療法食は、一度で決まらないことがあります。合うものが見つかるまで時間がかかっても、おかしなことではありません
- すぐに良くならなくても、あなたのせいではありません。私も「ちゃんとやっているのに」と落ち込みました
- 獣医師に相談を続けてください。我が家の転機も、通い続けた先生からの提案でした
そして何より、フードの切り替えも、避けるべき食材も、必ずかかりつけの獣医師と相談しながら決めてください。この記事はあくまで一つの家庭の記録です。