老犬介護の記録|フレンチブルドッグ2頭を見送って

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

実家で飼っていたフレンチブルドッグ2頭は、どちらも最期の時期に介護が必要になりました。母犬は8か月、娘犬は約2か月。どちらも24時間体制の生活でした。

この記事を書こうと思ったのは、家族がこう言っていたからです。

もっと知識があれば、もっと楽に過ごさせてあげられたかもしれない。

当時は今ほど情報がなく、私たちも調べる余裕がありませんでした。目の前の犬の介護に必死だったんです。

だから、当時の記録と、今なら使える選択肢を並べて書き残しておきます。これから同じ時期を迎える方の役に立てば嬉しいです。

この記事の出来事は15年から20年ほど前のことです。当時の記録は残っておらず、家族の記憶をもとに書いています。また、運営者は獣医師ではありません。介護の方針は必ずかかりつけの獣医師とご相談ください。

登場する2頭について

  • 母犬(パイド/メス)……15歳3か月で旅立ちました。老衰による食事困難から胃ろうへ
  • 娘犬(ブリンドル/メス)……12歳9か月で旅立ちました。四肢麻痺とてんかん発作

母犬の場合:ある日突然、食べなくなった

14歳半のときでした。急に水を飲まなくなり、ごはんも食べなくなりました。

病院で検査を受けても、特に病気は見つかりません。診断は老衰でした。

「歳を取って食べ物や水を摂らなくなり、自然に弱っていくのが本来の流れです」——そう説明を受けました。

頭では分かっても、心が追いつきませんでした。数日前まで、普通に水を飲んでごはんを食べていたんです。あまりに急でした。

胃ろうという選択肢

そこで提示されたのが、胃ろう手術でした。お腹に穴を開けてチューブを通し、そこから直接胃に栄養や水分を入れる方法です。

「受けるかどうか、ご家族で考えてください」と言われました。

迷いました。シニア犬、特にフレンチブルドッグは全身麻酔のリスクが高いとされているからです。短頭種は呼吸器の構造上、麻酔の管理に注意が必要になります。

ただ、たまたまその病院の先生が胃ろう手術を得意にされていて、「数時間の全身麻酔で、リスクを極力抑えて行えます」と説明を受けました。

家族みんなで悩んだ末、受けてもらうことにしました。日帰り手術で、無事に成功。

ただ、体からチューブが出ている状態は、見ていてつらいものがありました。


1時間おきの、8か月

そこから、24時間体制の介護生活が始まりました。

水分は1時間ごと

胃ろうのチューブから、1時間ごとに水分を入れます。注射器のような器具を使うのですが、ゆっくり入れないといけません。器具も固くて、押すのに力がいります。

地味に、でも確実に大変な作業でした。

ごはんはミキサーで

食事は、それまで食べていたものをミキサーでドロドロにして、同じ器具で胃に入れます。1回につき5〜6本分。

人間の手が痛くなるほどの作業量でした。

歩きながらの食事介助

この頃には認知症のような症状も出ていて、ぐるぐると歩き回るようになっていました。

ごはんの時間に歩き回っていると、止めるわけにもいきません。その子のペースに合わせて、一緒に歩きながら食事を入れる——これが一番大変でした。

家族で情報を共有する

うんちがゆるくなっていたので、その状態を家族で共有して、ごはんの固さや量を調整していました。

今思えば、これは自然にやっていた良い工夫だったと思います。介護は一人で抱えると必ず限界が来るので、状態を共有する仕組みがあるだけで違います。

深夜も1時間おき

当時、私と姉は実家を出ていたので、週末だけ帰って手伝っていました。

平日は両親2人で、仕事をしながら24時間の介護です。深夜も1時間おきにアラームを鳴らして水分を入れていたので、1時間以上続けて眠れることはありませんでした。

それを、8か月。

最期は、ぐっすり眠りながら母の隣で息を引き取りました。


娘犬の場合:四肢麻痺と、てんかん発作

娘犬は、もともとケガや病気の多い子でした。鼠径部の腫瘍摘出、片目の手術、肉球の炎症、てんかん発作に関連した脊髄の検査——いろいろありました。

最終的に四肢麻痺となり、約2か月の介護生活に入りました。

這おうとして、手から血が出る

動けないのに、床をずりずりと這って進もうとするんです。その結果、手が擦れて出血してしまう。

だから包帯をぐるぐる巻きにしていました。

体がずっと熱かった

この時期、常に体がとても熱い状態でした。

1日に何度も発作が

てんかん発作が1日に数回起こり、手足をバタバタさせます。見ているのが本当につらい時間でした。

最期まで、ごはんが好きな子でした

母に抱かれて、ごはんを食べさせてもらっているときでした。心臓の鼓動が弱くなって、そのまま旅立ちました。

母犬のごはんまで奪おうとするくらい、食べることが大好きな子でした。

「最期までごはん食べてて、この子らしいね」——今でも家族でそう話しています。


今なら、こういう選択肢があります

ここからは、家族が「知っていれば」と言っていた部分です。

私自身が使ったわけではありません。当時なかった、あるいは知らなかったものを調べて書いています。実際に選ぶときは、その子の状態に合うか獣医師に相談してください。

ぐるぐる歩き回るとき

当時は、テーブルやイスにぶつからないよう見守り、体を少し支えていました。つきっきりです。

今は、円形に近い形のペットサークルが販売されています。行き止まりがないので歩き続けられ、側面がメッシュのものは通気性も保てます。ぶつかったときの衝撃をやわらげるクッションと組み合わせる方法もあるようです。

さらに面白いのが、専用品ではない工夫です。

SNSを見ていると、子ども用のビニールプールを活用して、限られたスペースの中で安全にぐるぐるできるようにしている方がいます。回転する椅子のパーツを応用して、同じ場所で回れるようにしている方も。

「老犬 徘徊 対策」「老犬 旋回 サークル」などで検索すると、実際に介護をしている方の投稿がたくさん出てきます。写真つきで工夫を紹介されている方も多いので、その子の体格や部屋の広さに合う方法が見つかるかもしれません。

ちなみに、その発想を製品化したような円形のサークルも売られています。こういうものです。

サイズは体格に合わせて選んでください。旋回できる広さがあるか、越えられない高さかを確認するとよさそうです。

当時の私たちには、こうした発想がまったくありませんでした。「専用品を買う」以外にも道はある——それを知っているだけで、選択肢はずいぶん広がると思います。

寝たきりになったとき

娘犬のときに知りたかったのが、この分野です。

床ずれ防止マットは、体圧を分散させるタイプのものです。洗えるものを選ぶと、介護中の負担が減ります。

もうひとつが介護用クッション。体を支えて姿勢を安定させるもので、そらまめ型など形もいろいろあります。

調べていて気づいたのですが、「中大型短足犬用」といったサイズ展開があるものもあります。フレンチブルドッグのような体型は、一般的な小型犬用だと合わないことがあるので、ここは確認したいところです。

ほかに、体を持ち上げて移動させるときに使う運搬補助マットもあります。人間側の腰の負担を減らせるものです。

当時は介護用クッションという存在自体を知りませんでした。あれば、あの2か月はもう少し違ったかもしれません。

ここで紹介したものは、私が使ったわけではありません。「こういうものがある」という情報としてお読みください。実際に選ぶときは、その子の体格・症状に合うかを獣医師に相談してから決めることをおすすめします。

そのほかにあるもの

場面使えるもの
足腰のサポートスロープ、ステップ
歩行のサポート歩行補助ハーネス、車椅子
食事のサポート介護食器、シリンジ、ミキサー
投薬のサポートピルクラッシャー、投薬補助のおやつ
排泄のサポートおむつ、洗えるトイレマット
ぶつかり防止コーナーガード、フェイスガード
お散歩ペットカート、バギー

これだけ選択肢があることを、当時の私たちは知りませんでした。


介護を経験して思うこと

調べる余裕がないのが、介護です

「調べればよかった」と書きましたが、実際には調べる余裕がありません。目の前の子の世話で手一杯だからです。

だからこそ、必要になる前に知っておくことに意味があると思います。この記事を、まだ元気な子と暮らしている今のうちに読んでもらえたら嬉しいです。

飼い主が倒れたら、介護は続きません

1時間以上続けて眠れない生活が8か月。今振り返っても、両親はよく続けられたと思います。

介護グッズは「犬のため」に見えますが、飼い主の負担を減らすための道具でもあります。人間が休めることは、結果的にその子のためになります。

選択に、正解はありません

胃ろう手術を受けるかどうかは、本当に悩みました。全身麻酔のリスクを取って延命するのか、自然に任せるのか。

結果として8か月一緒にいられましたが、これが正解だったと言い切るつもりはありません。受けない選択も、同じくらい愛情のある判断だと思います。

大事なのは、家族で話し合って決めることではないでしょうか。


そのあとのこと

2頭とも、同じところで簡易的なお葬式をして火葬してもらいました。費用は1頭あたり3万円ほどだったと記憶しています。

お墓は作っていません。今も実家に骨壺を置いています。

「お墓を作った方がいい」という考え方もあると思いますが、我が家は今後も作らず、家に置いておく予定です。

ここも、正解はひとつではないのだと思います。

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ペット保険を解約して後悔した話|フレンチブルドッグ2頭の記録

「毎月4,000円。3年払ったけど、大きな病気もケガもしなかった。もういいかな」——実家がペット保険を解約したのは、そんな理由でした。

その判断は、間違っていたのでしょうか。

結論から書くと、解約したあとに手術が続きました。そして家族は「あのとき解約しなければ」と、今も言っています。

今回は、実家で飼っていたフレンチブルドッグ2頭の話を書きます。私自身の子ではありませんが、2頭とも最期まで見届けた記録です。これから保険を検討する方の判断材料になればと思います。


登場する2頭について

この記事には、2頭のフレンチブルドッグが出てきます。

  • 母犬(パイド/メス)……ペットショップからお迎えした子。15歳3か月で旅立ちました
  • 娘犬(ブリンドル/メス)……母犬の子で、我が家に残った1頭。12歳9か月で旅立ちました
この記事に出てくる出来事は、いずれも15年から20年ほど前のことです。当時の記録が残っておらず、家族の記憶も曖昧なため、費用については分かる範囲でしか書いていません。金額が「—」となっている項目は、思い出せなかったものです。金額の正確さより、「何が起きたか」の記録としてお読みいただければと思います。

母犬の場合:3年で解約しました

母犬はお迎えのときに保険に加入しました。月額はおよそ4,000円。保険会社の名前は、正直なところ家族も覚えていません。

そして約3年で解約しました。理由は単純です。

大きな病気もケガもしなかったから。

毎月4,000円、3年で約14万円。それだけ払って、使ったのは出産のときの帝王切開くらい(これは保険適用でした)。「元が取れていない」と感じたのだと思います。

気持ちは、とてもよく分かります。

解約してから、起きたこと

ところが、そこから手術が続きました。

時期できごと費用
解約後脇腹の内部に腫瘍ができて摘出手術手術・病理検査で約10万円
解約後後ろ脚に大きなイボができて摘出手術—
14歳半老衰で食べられなくなり、胃ろう手術—

腫瘍の摘出だけで、解約によって浮いた保険料の2年分以上が消えた計算になります。


娘犬の場合:もっと後悔しています

娘犬も2年ほど保険に入っていましたが、母犬と同じタイミングで解約しました。

ところがこの子は、母犬よりずっとケガや病気が多い子でした。

  • 鼠径部に腫瘍ができて摘出手術
  • 片目の異変で受診し、手術が必要に(治るまで上下のまぶたを縫い合わせていました)
  • 散歩で引っ張る力が強く、肉球が傷ついて腫れ上がり通院
  • てんかん発作に関連して脊髄の検査
  • 最終的に四肢麻痺となり、介護生活へ

家族は「この子の保険は、解約するべきじゃなかった」とはっきり言っています。

同じ日に、同じ理由で、2頭とも解約した。でも、その後の10年は2頭でまったく違いました。


なぜ「解約」を選んでしまうのか

ここからは、私が調べたり考えたりしたことです。

実家の判断を責める気にはなれません。むしろ、解約したくなる構造があると思っています。

理由1:健康なほど「損している」と感じてしまう

保険は、使わなかった年に価値があります。でも実感としては「払っただけ」に見えてしまう。

健康であればあるほど解約したくなる——これは保険という商品の宿命かもしれません。

理由2:保険料は年齢とともに上がっていく

ここが大きいと思います。

私が今の子で加入している保険(補償割合70%)の場合、月額保険料はこうなっています。

年齢月額保険料
1〜2歳4,990円
5歳7,200円
8歳9,980円
12歳〜終身15,650円

1〜2歳の3倍以上です。

つまり、まだ元気な時期に「高くなってきたし、使ってないし」と感じるタイミングが必ず訪れます。そして病気が増えるのは、その少し先なんです。

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解約する前に、知っておくべきだったこと

そして今回、調べていて一番ゾッとしたことを書きます。

ペット保険には、新規加入に年齢の上限があります。会社によって異なりますが、「保険の開始時点で満7歳まで」といった条件が設けられているのが一般的です。継続については年齢制限がないことが多いのですが、いったん解約すると「新規加入」の扱いになります。

さらに、加入時には健康状態の告知が必要です。再発性が高い病気や完治が難しい病気にかかったことがあると、新規加入は難しくなります。加入できたとしても、その病気は補償対象外という条件がつくこともあります。

つまり——

「解約する」という判断は、「もう二度と同じ条件では入れないかもしれない」という判断でもある。

実家が解約したとき、この認識はまったくありませんでした。「必要になったらまた入ればいい」と思っていたそうです。

高齢でも入れる保険は存在しますが、保険料が割高だったり、補償内容が制限されていたりします。選択肢が減るということですね。


では、入り続けるべきなのか

ここは正直に書きます。「絶対に入り続けるべき」とは言い切れません。

12歳で月15,650円、年間で約19万円。これを払い続けられるかどうかは、それぞれの家庭の事情があります。

そのお金を保険料として払うのか、自分で貯めて医療費に備えるのか。どちらが正解ということはないと思います。

ただ、判断するときに知っておいてほしいのは次の3点です。

知っておきたいこと意味
病気が増えるのは、保険料が高くなる時期と重なる「高いから解約」と感じるタイミングは、必要性が上がるタイミングでもある
解約後の再加入には、年齢と既往症の壁があるいつでも戻れるわけではない
同じ犬種でも、病気の多さは個体差が大きい実家の2頭がまさにそうだった

もし解約を検討するなら、「この先の医療費を自力で払えるか」を具体的な金額でシミュレーションしてからにしてください。腫瘍の摘出と病理検査で10万円、という数字が一つの目安になると思います。


私は、今の子の保険を続けています

最後に、我が家の話を。

うちの子は1歳半でストルバイト結石になり、それ以来、血尿が出るたびに通院しています。1回あたりの支払いは約1,500円(3割負担)。この金額で済んでいるのは、保険に入っているからです。

正直に言うと、お迎えのときは保険についてほとんど調べていませんでした。ペットショップで勧められて、その場で「とりあえず入っておこう」と決めただけです。

結果的には、入っておいてよかった。でもそれは、たまたま運が良かっただけだと思っています。

あわせて読みたい ストルバイト結石になった愛犬の記録|療法食が合うまで

これからお迎えを考えている方には、「その場で決めない」ことをおすすめします。お迎えまでに何社か比較して、10年後・12年後の保険料まで見たうえで選んでください。

実家の2頭が教えてくれたのは、「健康だったから解約する」という判断の危うさでした。

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犬の情報を調べすぎて疲れた話|正解はひとつじゃない

子犬をお迎えしてからの数か月、私は毎日のように何かを検索していました。「子犬 ケージ 出す タイミング」「トイレ 覚えない」「夜泣き 改善方法」——たぶん、同じことを何度も調べていたと思います。

情報はいくらでも出てきます。ブログ、YouTube、SNS。「これが正解!」「こうしましょう!」「トレーナーが教えます!」

でも、調べれば調べるほど、しんどくなっていきました。

今回は、そんな時期のことを書いてみます。


「最初の1週間はケージから出さない方がいい」で悩んだ話

お迎えして最初にぶつかったのが、これでした。

調べると、こう書かれています。少し遊んだりトイレトレーニングのために出すのはいいけれど、新しい環境に慣れさせるため、睡眠時間を確保するために、1週間ほどはあまりケージから出さない方がいいと。

当時は在宅ワークだったので、仕事中はケージで過ごしてもらっていました。でも、クゥーンクゥーンと鳴いたり、ケージの中でそわそわしていたり。

出してあげたい。でも、本当に出していいのかな。1週間はダメなのかな——。

結局、1日目の途中で出しました

仕事中だったので、椅子に座ったまま、足の上で上着に包んで抱っこしていました。

すると、爆睡。

あの寝方を見て思いました。無理にケージで過ごさせるより、こっちの方がずっと安心して眠れていたんじゃないか、と。

「ネットで調べたらこう書いてあったから」とケージに入れっぱなしにしていた方が、この子にとってはストレスだったのかもしれません。今ではそう思っています。

ただ、ケージに入れると吠えるようにはなりました

正直に書いておくと、うまくいったことばかりではありません。

長時間の留守番はさせませんでしたが、スーパーへの買い出し、料理中、お風呂に入るときなど、ずっと見ていられないときはケージに入れていました。

そのときの吠えようが、なかなかのものでした。

普段はほとんど吠えない子です。でもキッチンにいる、お風呂に入っている——気配は感じるのにケージに入れられている、というときだけは、しっかり吠えていました。

「初日からケージで過ごさせなかったから、ケージ嫌いにさせてしまったかな」と、早々にしつけの失敗を心配したのを覚えています。


一番しんどかったのは、トイレでした

以前の記事に「その子がおしっこする場所にトイレを置いたら失敗しなくなった」と書きました。でも、その考えに至るまでには、それなりの道のりがありました。

足裏が、ぴちゃっ

何度もラグマットにおしっこをしてしまって。

歩いていたら、足の裏がぴちゃっ……となって、「またかぁ……」と。あの感触を知っている方は、たぶん今うなずいていると思います。

調べた通りにやっていたのに

トイレについても、もちろん調べました。ケージの中にトイレを置いて覚えさせる方がいいと書かれています。しかも、お迎え初日はケージの中のトイレで成功していました。

だから、トレーニングを頑張ればできるようになると思っていたんです。

でも実際は、ケージで過ごさせることを徹底しきれず、日中の仕事中はリビングの一部でフリーにしていました。そのあいだに、おしっこ。

ラグマットを洗濯して、フローリングを掃除して、また洗濯して——この繰り返しで、精神的にしんどくなってしまった時期があります。

臨機応変にしたら、あっさり解決した

そんな経験を経て、よく失敗してしまうベランダの出入り口にトイレトレーを置いてみました。

それ以降、そこでできるようになりました。

「トイレはケージの中に置いて覚えさせた方がいい」という検索結果にこだわらず、臨機応変に対応したこと。あれで私は救われたと思っています。

ちなみに、そこにたどり着くまでには「しつけ教室に連れて行こうか」とも考えていました。通いの教室か、数日お泊まりの教室か、生後何か月までに行くべきか——そんなことも一通り調べていた時期です。


イライラしている自分が、嫌になった

ここが、この記事で一番書いておきたかったことかもしれません。

何度もラグマットにおしっこをされたとき。こんなに可愛い子で、まだ赤ちゃんなのも分かっているのに、イライラしてしまう自分が嫌になりました。

どんどん自分に余裕がなくなっていくのを感じていました。

だから、「こうすべき」という考え方にとらわれないようにしようと決めました。飼い主側がストレスを溜めすぎるのも、良くないことだと思ったからです。

今振り返ると、当時は犬友達が全然いなかったことも大きかったと思います。相談できる人がいなくて、ネットの検索結果しか頼れるものがなかったんです。


調べて、本当によかったこともある

ここまで書くと「検索なんてするな」という話に見えるかもしれませんが、そうではありません。調べたおかげで助かったこともあります。

ワクチン接種が完了するまでお散歩ができないことは、ペットショップで説明を受けて知っていました。でも、お散歩ができるようになるまでの間、抱っこで外に出て外の環境に慣れさせた方がいいというのは、調べて初めて知ったことです。

それを知ってから、スリングに入れて近所をのんびり歩くようにしました。ちょうど桜の季節だったので、プチお花見もしました。

外の香りを嗅いで、街の音を聞いて。そのおかげか、初めてのお散歩のときも、そんなに外を怖がっていなかったと思います。

これは、調べなければ知らないままでした。


「これが正解!」情報と、どう付き合うか

知識としてたくさんの情報を知っておくのは、良いことだと思います。選択肢が増えるからです。

ただ、犬種やその子の性格によって、臨機応変に対応する必要もあると感じています。

だから個人的には、「できるまで頑張りましょう!」という情報だけでなく、「できない場合の妥協策」や「これくらいまでできたらOK」という情報がもっとあればいいのに、と思っています。

うまくいかないとき、いちばん追い詰められるのは「正解が一つしかない」と思い込んでいるときなので。


しつけについて、思っていること

これは私見なので、違う考え方の方もいると思います。

しつけは、犬が過ごしやすくなるため、そして人間が飼いやすくなるためにあるものだと思っています。そのうえでいちばん大切なのは、他人に迷惑をかけないことなのかなと。

犬のサイズによって、重みが変わると思う

たとえば、散歩中に他の犬を見て吠える子がいます。小型犬が吠えるのと、大型犬が吠えるのと、どちらも迷惑ではあるけれど、声の大きさも、相手が感じる恐怖もまったく違います。

興奮して走り出してしまう場合も同じです。小型犬なら制御できるし、抱き上げることもできる。でも大型犬だったら、人間が制御できずに引きずられてしまうかもしれない。そのまま相手の犬に噛みついてしまう可能性だってあります。

そう考えると、しつけには「必要性」だけでなく「優先順位」や「重要度」もあるのかもしれません。

もちろん、安全に関わることは別です。呼び戻しや「待て」は、道路に飛び出さないためなど、その子自身の命を守るためのものでもあります。ここは犬種やサイズに関係なく大切だと思っています。

そのうえで、「トイレを100%成功させる」といったことにどこまで完璧を求めるかは、その家庭の事情に合わせていいのではないでしょうか。


これから犬を迎える方へ

はじめてのことだらけで、たくさん不安があると思います。私もそうでした。

ただ、調べた「正解」に自分を合わせにいくのではなく、その子にとって、そして家族みんなにとっての正解を見つけることも、同じくらい大切だと思っています。

もし、実体験を聞ける犬を飼っている友達がいるなら、ぜひ相談してみてください。当時の私にはそれがいなくて、検索結果だけが頼りでした。

そして最後に、我が家の結論を。

トイレの場所は、人間が指定しても叶わなかったので、犬本人に決めてもらいました。

これも一つの正解だったと、今は思っています。

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フレンチブルドッグの月々の飼育費|フード・保険・トリミング

前回の記事では、お迎えするまでにかかった初期費用を公開しました。今回は、その続きです。実際に暮らし始めてから、毎月いくらかかっているのか——我が家の実額をそのまま書いていきます。

先に結論を言うと、月3万円台です。ただ、この金額は最初からこうだったわけではありません。途中で月6,500円ほど増えました。

その理由も含めて、内訳を見ていきます。

前回の記事 フレンチブルドッグのお迎え費用を全公開|ペットショップ編

1. フード:ここが一番大きく変わりました

健康だった頃:月およそ9,500円

1歳半くらいまでは、特に病気やアレルギーもなかったので、友人に勧められたフードを食べていました。

商品内容
ブリスミックス(チキンレシピ)3kg/5,940円
給餌量1回80g × 1日2回
月額の目安約9,504円

1日160g食べるので、30日で4.8kg。3kg袋が1.6袋分必要になる計算です。2袋(6kg)まとめて買うと、約37日持ちます。

1歳半で、療法食に切り替わりました

1歳半のとき、ストルバイト結石による血尿が出てしまいました。以降、定期的に繰り返すようになり、獣医師から結石用の療法食にするようアドバイスを受けました。

いろいろ試した結果、現在は2種類の療法食を混ぜて食べています。

商品価格給餌量
ロイヤルカナン(ユリナリーS/O+低分子プロテイン)3kg/10,660円1回40g × 1日2回
ドクターズケア(尿石ケア)3kg/18,800円1回20g × 1日2回
月額の目安約16,050円

フード代だけで、月におよそ6,500円の増加です。年間にすると約78,000円。決して小さくない金額でした。

療法食は、獣医師の指示のもとで使うものです。同じような症状が出た場合は、自己判断でフードを変えるのではなく、必ず動物病院で相談してください。

これからお迎えを考えている方には、「健康なときの費用」だけで予算を組まない方がいいということをお伝えしたいです。何かあったとき、フード代は簡単に1.5倍以上になります。


2. ペット保険:年齢とともに上がっていきます

加入しているのは、補償割合70%のプランです(最初の1か月のみ100%)。

意外と見落とされがちなのですが、ペット保険の保険料は、年齢が上がるにつれて高くなります。実際の金額を並べてみます。

年齢月額保険料
1〜2歳4,990円
3歳5,580円
4歳6,370円
5歳7,200円
6歳8,060円
7歳9,020円
8歳9,980円
9歳11,210円
10歳12,550円
11歳13,910円
12歳〜終身15,650円

1〜2歳の頃は4,990円だったものが、12歳では15,650円。3倍以上です。

お迎えのときに保険を検討する方は多いと思いますが、「今の保険料」だけでなく「10年後の保険料」も見ておくと、より現実的な判断ができると思います。


3. トリミング:1か月半に1回

項目内容
料金約7,000円(シャンプー・耳掃除・肛門腺絞り・爪切り込み)
頻度1か月半に1回
月額換算約4,667円

フレンチブルドッグはカットが不要な犬種なので、自宅でシャンプーをする方も多いと思います。実際、それで済ませられるならここは節約できるポイントです。

ただ私は、しっかり洗えたか、きれいに洗い流せたか、ちゃんと乾かせたかと不安になってしまうので、プロにお任せするようにしています。

ちなみに夏場は皮脂で肌荒れしやすくなるので、サロンに行く1か月半の間に、自宅で一度シャンプーしています。


4. おやつ・消耗品

項目内容月額の目安
おやつネットでまとめ買い1,500〜2,000円
トイレシート400枚/4,480円・1日4枚約1,344円
ウェットティッシュ90枚×3パック/547円・1日3枚約182円

おやつは、いろいろな種類をネットでまとめ買いしてしまうので、正確な月額を出すのが難しいところです。だいたいこのくらい、という感覚値になります。


5. 医療費:年間費用を12で割ると見えてきます

ここが、月額では見えづらいけれど確実にかかる部分です。年に1回のものが多いので、年間でいくらかを出してから12で割ると実感に近い数字になります。

年1回かかるもの

項目金額
狂犬病予防接種2,950円
済票・鑑札手続き代550円
犬ワクチン抗体価検査6,800円
フィラリア検査2,100円
血液検査(同時実施)6,500円
健康診断15,500円
小計34,400円

抗体価検査の結果、抗体が残っていなければ5種混合ワクチン(6,100円)を接種します。その場合は年間40,500円になります。

5月〜12月の8か月間かかるもの

項目月額8か月分
フィラリア薬1,300円10,400円
ノミ・ダニ予防薬1,400円11,200円
小計21,600円

合わせると

年間で56,000円(ワクチン接種年は62,100円)。12で割ると、月あたり約4,700円という計算になります。

これに加えて、体調不良のときは随時受診しています。うちの子は血尿が出たら受診するので、1回あたり約1,500円(保険で3割負担)の支払いが発生します。


月額まとめ:健康だった頃と、今

ここまでの数字を並べてみます。

項目健康だった頃現在
フード9,504円16,050円
ペット保険4,990円(1〜2歳)6,370円(4歳の例)
トリミング4,667円4,667円
おやつ1,750円1,750円
トイレシート・消耗品1,526円1,526円
医療費(年間÷12)4,667円4,667円
合計約27,100円約35,000円

実感としても、毎月3万円〜3万5千円はかかっているイメージです。


毎月じゃないけれど、地味にかかるもの

ここからは「月額」には入らない出費です。必ずかかるものと、家庭によって差が出るものが混ざっていますが、予算を組むときに忘れられがちな部分なので挙げてみます。

暑さ対策グッズ

まずは、フレンチブルドッグを迎えるなら避けて通れないものから。暑さに弱い犬種なので、ここは省けません。毎年買い替えるものではありませんが、揃えるとそれなりの金額になります。

アイテム金額
冷風マット約15,000円
保冷マット約5,500円
充電式扇風機約4,000円
ポータブル冷風機約9,000円
遮光クロス約8,500円
クールリボン約3,000円
接触冷感服(2枚)約12,000円
合計約57,000円
フレンチブルドッグのために揃えた暑さ対策グッズ
我が家の暑さ対策グッズ。夏はこれらをフル稼働させています

短頭種は体温調整が苦手なので、これは贅沢品ではなく必需品だと思っています。一度に全部揃える必要はありませんが、初めての夏までには準備しておきたいところです。

お洋服(これは人によります)

ここからは、必要かどうかが分かれる部分です。

正直に書くと、これが一番の想定外でした。可愛いと、つい買ってしまうんです。自分の服より高くても。

季節ものも増えていきます。浴衣、鯉口シャツ、節分の鬼のコスプレ、サンタクロースのコスプレ……。毎月の出費ではないものの、年単位で考えると70,000円くらいは買っているかもしれません。

もちろん、まったく買わないという選択もあります。ただ、フレンチブルドッグは服が似合う犬種なので、「自分は買わないと思っていたのに、気づいたら買っていた」というパターンは、けっこうあるのではないかと思います。

記念撮影(これも人によります)

こちらも人によるところですが、我が家では成長の記録を残したくて、毎年誕生日あたりにフォトスタジオで撮影しています。

参考になるとすれば、当初の予算から膨らみやすいという点かもしれません。前回は18,000円くらいのプランを選んだのですが、小物のプラン、納品データの追加、グッズ制作などを足していった結果、最終的に40,000円くらいの出費になりました。

撮影を考えている方は、基本プランの金額だけで判断せず、オプションまで含めて確認しておくと安心だと思います。


節約は、していません

正直に書くと、費用を節約しようと意識したことはありません。

特に健康に関することは、必要経費だと思っています。病院の受診料や薬代はもちろん、良さそうなサプリがあれば試してみますし、なかなか水を飲んでくれないときはヤギミルクや犬用のドリンクを買います。

今食べている療法食も、普通のフードより高い。それでも、健康を維持するためには仕方のないことだと思っています。健康診断も同じです。

もちろん、これは我が家の考え方です。トリミングを自宅で済ませるなど、抑えられる部分は人それぞれあると思います。


まとめ

  • 毎月かかるのは、およそ3万円〜3万5千円
  • フード代は、健康状態が変わると1.5倍以上になることがある
  • ペット保険は、年齢とともに保険料が上がっていく(1〜2歳の3倍以上になることも)
  • 年1回の医療費は、12で割って月額に換算しておくと実感に近い
  • お洋服や暑さ対策グッズなど、月額には出てこない出費もある

これからお迎えを考えている方は、「今の月額」だけでなく、病気になったときと、年をとったときの金額も想像しておくと安心だと思います。

それでも、この子と暮らす毎日を考えたら、まったく惜しくない金額です。

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フレンチブルドッグとの最初の1ヶ月|夜泣きが大変だった

ペットショップで運命の出会いをして、我が家にやってきたクリームの女の子。前回までは費用やお店選びの話を書いてきましたが、今回は実際に一緒に暮らし始めてからの1か月について書いてみます。

結論から言うと、大変だったのは夜泣き、ただ一つでした。でもその一つが、なかなかのものだったんです。


初日、トイレ大成功で拍手した話

お迎え初日。「ここがあなたのおうちだよ」と用意していたケージの中に入れると、早速、設置していたトイレでおしっこ大成功。

びっくりして、思わず拍手してしまいました。お店で「ケージの中のトイレでしっかりできる子です」と説明されていた通りだ、これは楽かもしれない——と。

ケージのトイレで用を足すフレンチブルドッグの子犬
記念すべき初日の大成功。この時は本当にお利口だと思っていました

その後、リビングのいろんなところでおしっこしていました。

そう簡単ではありませんでした。


一番大変だったのは、夜泣き

寝るときは、タオルをかけて外が見えない状態にしたケージに入れていました。最初の1週間ほどは朝までぐっすり寝てくれていたので、順調だと思っていました。

ところが、徐々に「クゥーン、クゥーン」と夜泣きをするように。

起きて様子を見に行くと

ケージの中を、うんちまみれにしていました。もちろん手足もうんちだらけです。

今にも寝てしまいそうな眠気のなか、ウェットティッシュで手足をきれいにして、「おやすみ、安心して寝てね」と声をかけて寝室に戻る。

そして、また2〜3時間後に「クゥーン、クゥーン」——。

1日に2〜3回は起こされて、そのうち1回は必ずうんちまみれ。そのうち空耳まで聞こえるようになりました。「今、鳴いた?」と飛び起きて、実は何も鳴いていない、というやつです。

こちらも寝不足になりますし、なにより「寂しいのかな、怖いのかな、不安なのかな」と心配で仕方がありませんでした。

ネットで調べて、床に寝てみた

調べてみると、「人間と一緒に布団で寝るのは、生後半年から1歳を過ぎて、トイレや留守番のしつけができ、1匹でも落ち着いて眠れるようになってから」という情報を目にしました。

それなら、と夜泣きの様子を見に行ったついでに、ケージの横の床に寝転んで朝を迎えてみることにしました。

すると——それ以降、夜泣きをしなかったのです。

もしかして、私たちが寝室で寝ていて近くにいる気配がないから、安心して眠れないのかな? そう思って、次に夜泣きをした日、思い切って寝室のベッドに連れて行ってみました。

なんと、朝までぐっすり寝てくれました。

その日以降、毎日一緒に寝ています。

ベッドで安心して眠るフレンチブルドッグ
ベッドに連れて行った日から、朝までぐっすり
ただし、これは万人におすすめできる方法ではありません。ベッドから落ちてケガをしてしまう危険や、人間の寝返りによる圧死の危険があります。我が家はこの方法で解決しましたが、夜泣きする子みんなに勧められるものではない、というのは正直に書いておきます。

トイレは「置く場所」を変えたら解決した

初日こそケージの中のトイレで成功しましたが、それ以降はリビングのあちこちで失敗していました。

ただ、よく観察しているとベランダへの出入り口のところでしてしまうことが多いと気づきました。

そこで、思い切ってトイレをその場所に移動。すると「ここがトイレ」とすぐに覚えてくれて、失敗しなくなりました。

「決めた場所を覚えさせる」のではなく、「その子が選んだ場所にトイレを置く」。結果的にこれが、うちの子には合っていたようです。


お店の説明は、本当だった?

購入時にお店から聞いていたのは、「吠えることもなくおとなしい子」「トイレがしっかりできる子」の2点でした。

「おとなしい」については、おおむね本当でした。吠えることはほとんどありません。ただ「おとなしい=静か」というより、子犬らしい元気さはしっかりありました。おもちゃで遊んだり、家の中を冒険したり、かと思えば急にパタッと寝たり。

「トイレができる」については、前述の通りです。お店のケージの中ではできていても、環境が変われば話は別、ということですね。ここは期待しすぎない方がいいかもしれません。


フレンチブルドッグならではの驚き:いびきをかかない

フレンチブルドッグといえば、おじさんのような立派ないびきをかくイメージがありませんか?

実家で飼っていたフレンチブルドッグ2匹も、もれなく「ブーブー」と立派ないびきをかいていました。だから私は、フレンチブルドッグはみんなそういうものだと思っていました。

ところがうちの子は、まったくいびきをかかなかったのです。これは逆にびっくりでした。

大人になった今でも、めったにいびきはかきません。ぐっすり眠っていると「ピーピー」と鼻息が鳴っているくらいです。かわいい。

フレンチブルドッグは、鼻の穴が小さかったり空気の通り道が狭かったりする子だと、いびきの程度がひどくなることがあり、場合によっては手術が必要になることもある犬種です。

そう考えると、あの立派ないびきが少し恋しくもありますが、健康面では安心なのかなと思っています。

※呼吸の様子で気になることがあれば、早めに獣医師に相談してみてください。この話については、別の記事で改めて詳しく書く予定です。


逆に、思ったより楽だったこと

大変だった話ばかり書きましたが、拍子抜けするほど楽だったこともあります。

いたずらをしなかった

事前にいろいろ調べて、いたずら対策・危険対策として部屋の中をずいぶん整えました。ところが、まったくいたずらをする子ではありませんでした。

少し臆病な性格で、「いろんなものに興味津々!」というよりは、マイペースにのんびり過ごすタイプ。木のテーブルやイスの脚を少しかじってはいましたが、それも歯茎がむずがゆい子犬特有の時期だけで、自然としなくなりました。

ごはんで困らなかった

ペットショップで食べていたものと同じブランドのフードをあげていたところ、食欲もしっかりあり、フード選びで悩むことはありませんでした。

お散歩で吠えないので、ご近所への心配がなかった

お散歩で他の犬に吠えることもなく、吠えられても吠え返すこともありません。これは私がしつけたわけではないので、生まれ持った性格だと思っています。

ただ、まったく吠えない子だったかというと、そうではありませんでした。ケージに入れられたときだけは、しっかり吠えていました。

料理中やお風呂のときなど、目を離せないタイミングでケージに入れるのですが、「気配は感じるのに、そばに行けない」という状況が嫌だったのだと思います。

「おとなしい子」と説明されて迎えましたが、実際は場面によってまったく違う顔を見せるということですね。この経験は、あとで別の記事にも書いています。


1か月を振り返って

こうして書き出してみると、とても懐かしい気持ちになりました。

大変だったのは夜泣き問題だけで、それも短い期間のこと。今振り返っても、本当に手のかからないお利口な子だったなと思います。

お友達のフレンチブルドッグの話を聞くと、下に落ちているものをすぐ飲み込んでしまう子(靴下を2回飲み込んで救急病院に行ったそうです)、他の犬に吠えまくる子、ごはんに興味がなくて全然食べてくれない子など、悩みは本当にさまざまです。

同じ犬種でも、性格も困りごとも一頭ずつまったく違う。それを実感します。

成長した現在のフレンチブルドッグ
あの頃の子犬も、今ではすっかり大人になりました

最後に:あの頃、私は何でもネットで調べていた

この記事を書くために当時を思い出していて、あらためて感じたことがあります。

最初の1か月は、本当に手探りでした。夜泣きにしても、部屋での過ごさせ方にしても、「これでいいのかな?」「こうしたらダメなのかな?」とすぐに何でもネットで調べていたのを思い出しました。

ブログやYouTubeには「これが正解!」「こうしましょう!」「トレーナーが教えます!」という情報があふれています。もちろん参考になることも多いのですが、それにとらわれすぎるのも良くないなと、今になって思います。

実際、我が家の夜泣きを解決したのは「一緒に寝る」という、多くの記事が推奨していない方法でした。リスクもあるので手放しにおすすめはできませんが、うちの子にはそれが合っていた。

だからこの記事も、「これが正解です」と言いたいわけではありません。一つの実例として読んでいただいて、あなたとあなたの子にとっての正解を見つける材料になれば——そんな気持ちで書きました。

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ペットショップとブリーダーの違い|実体験で比較

前回の記事で書いた通り、私は愛犬をペットショップからお迎えしました。それ自体に後悔はまったくありません。ただ、購入の過程で一つだけ「これは知ることができないんだ」と感じた瞬間があり、それがこのサイトを作るきっかけになりました。

今回は、実際にペットショップでお迎えした立場から、ブリーダーからお迎えする場合と何が違うのかを整理してみます。


ホームセンターで出会った、クリームの女の子

私が愛犬をお迎えしたのは、ホームセンターの中に入っているペットショップでした。別の用事でホームセンターに行くたび、「今日はどんな子がいるかな?」と覗きに行くのが習慣になっていました。

その日はお昼頃に立ち寄ったのですが、子犬たちはバックヤードでお昼寝タイム。姿を見ることができませんでした。

ところが、空っぽのケースに貼られた札に目が留まりました。「フレンチブルドッグ、女の子、クリーム」。

実家の先住犬はパイドとブリンドルの女の子だったので、次に自分でお迎えするならクリームの女の子がいいなとぼんやり思っていました。まさにドンピシャです。

しばらくケースの前でお昼寝から戻ってくるのを待っていると、スタッフのお姉さんに抱っこされて、まだまだ眠たそうな子が運ばれてきました。

一瞬で心を奪われて、抱っこさせてもらって——もう、ダメでした。

お迎えを決めたクリーム色のフレンチブルドッグの子犬
この子です。あの日、たまたま立ち寄らなければ出会えませんでした

ペットショップで「聞けたこと」

スタッフさんからは、その子について具体的な説明をしてもらえました。

  • このお店に来てから1か月近く経っていること
  • ケースの中で吠えることもなく、おとなしい子であること
  • ケースの中のトイレで、しっかりトイレができる子であること

犬種の特徴や性格についても説明がありましたが、もともとフレンチブルドッグと暮らしていたこともあり、そこは軽く触れる程度でした。

お店で過ごしている様子を、実際に見ている人から聞けたのは、ペットショップならではの良さだったと思います。

ペットショップで「聞けなかったこと」

一方で、聞けなかったこともあります。それが両親犬の毛色でした。

私が両親の毛色を気にしたのには理由があります。フレンチブルドッグの繁殖には「少なくとも片親はブリンドルにした方がよい」という説が、日本では広く知られているからです。

そこでスタッフさんに尋ねてみたところ、返ってきたのは次のような答えでした。

ペットショップでは、購入が成立してから血統書を取り寄せるため、繁殖者(ブリーダー)の名前以外は、事前にお伝えすることができません。

嫌な顔をされたわけではなく、少し申し訳なさそうに案内してくださいました。お店としてのルールなので、仕方のないことだと思います。

ただ、事実として両親がどんな犬なのかを知らないまま、購入を決めなければならないということです。ここが、私がペットショップで購入して唯一「うーん」と感じた部分でした。

※「片親はブリンドルにした方がよい」という説そのものが正しいのかどうかは、調べてみると意外に奥が深かったので、別記事で詳しくまとめました。

あわせて読みたい フレンチブルドッグの「片親はブリンドル」説は本当?

ペットショップとブリーダー、何が違うのか

自分の体験を踏まえて、両者の違いを整理してみました。

比較項目ペットショップブリーダー
出会い方その場で会える・触れられる事前に連絡・見学予約が必要
両親犬の情報購入成立後に血統書で確認事前に確認できることが多い
繁殖環境基本的に見ることができない見学できる場合が多い
子犬の日常の様子店頭での様子を聞ける生まれてからの様子を聞ける
お迎えまでの期間短い(即日も可能)出産・成長を待つ場合がある
お迎え後の関係基本的にその場限り相談・交流が続く場合がある

こうして並べてみると、「すぐ会えるか」と「深く知れるか」のトレードオフだということが分かります。


なぜ私はブリーダーを検討しなかったのか

正直に書くと、当時ブリーダーからのお迎えは検討していませんでした。理由はシンプルで、すぐにお迎えするつもりがなかったからです。

計画的に子犬を探していたわけではなく、たまたま出会ってしまって、その場で飼うことを決めました。だから慌てて必要なものを買い揃えることになり、前回の記事に書いた通り、ペット保険もしっかり比較しないまま契約することになりました。

ちなみに、ブリーダーのサイト自体は以前から見ていました。「みんなのブリーダー」で可愛い子犬の写真を眺めるのが好きで、「将来お迎えするときはこのサイトで探そうね」とパートナーと話していたくらいです。

結果的に、その「将来」より先に、運命の子と出会ってしまったということですね。


次にお迎えするなら、ブリーダーを選びたい3つの理由

もし次にお迎えすることがあれば、今度は計画的に、ブリーダーさんからお迎えしたいと思っています。理由は3つあります。

1. 体型タイプ(ショートボディ)を選びたいから

フレンチブルドッグには、アメリカタイプ(ショートボディ)とヨーロッパタイプという体型の違いがあると言われています。ただ、これは子犬の時点では判断が難しいのが実情です。

実家の先住犬も今の子も、たまたまショートボディでした。次にお迎えするときもショートボディの子がいいので、それならショートボディを専門に繁殖しているブリーダーさんを探すのが確実だと考えています。

2. 繁殖環境を知りたいから

ペットショップでは分からなかった、どんな環境で生まれ育ったのかを自分の目で見たいと思っています。両親犬の様子も含めて、納得した上でお迎えしたいという気持ちがあります。

3. 兄弟姉妹とのつながりができるから

これは調べてみて初めて知ったことですが、ブリーダーさんからお迎えすると、兄弟姉妹の飼い主さんとのつながりができる場合があるそうです。

お迎え後もブリーダーさんの元を訪れたり、兄弟姉妹で集まったり。ペットショップでお迎えする場合とは違った楽しみがあるのは、とても魅力的だと感じました。


まとめ:どちらが良い・悪いではない

ここまで書いておいて何ですが、私は「ペットショップはダメ、ブリーダーが正解」と言いたいわけではありません。

あの日、ホームセンターにたまたま立ち寄らなければ、うちの子とは出会えませんでした。運命の子と出会えたこと自体は、大切にしていきたい思い出です。

ただ、もし時間に余裕があって、計画的にお迎えできる状況なら、両親犬や繁殖環境まで知った上で選べるブリーダーという選択肢は、検討する価値が大きいと思います。

「今すぐ会いたい」のか、「じっくり選びたい」のか。まずはそこを自分に問いかけてみると、どちらが合っているかが見えてくるはずです。

あわせて読みたい フレンチブルドッグはどこから迎える?|ペットショップとブリーダー BUHI MEDIA Instagramでも発信しています @buhi_media サイトの記事を、読みやすい図解にして投稿しています。

フレンチブルドッグのお迎え費用を全公開|ペットショップ編

「フレンチブルドッグを飼いたいけど、実際いくらかかるの?」——これは私自身が一番知りたかったのに、検索してもなかなか”生々しい実額”が出てこなかった情報でした。ペットショップの値札には子犬の値段は書いてあっても、その後にかかる細々とした費用まではあまり書かれていません。

このサイトはブリーダーを比較するサイトですが、実は私自身は愛犬をペットショップからお迎えしました。だからこそ「ブリーダーとペットショップ、実際どう違うんだろう?」と考えるようになり、このサイトを作るきっかけにもなっています。

今回は、お迎えするまでに実際にかかった費用を、遠慮なく全部公開してみようと思います。これから迎えようと思っている方の、リアルな目安になれば嬉しいです。

お迎えしたばかりのフレンチブルドッグの子犬
この子をお迎えするまでに、実際いくらかかったのか

結論:値札の価格+約7万円かかりました

先に結論からお伝えすると、値札に表示されていた子犬の価格は514,800円。でも、実際にお店を出るまでに支払った金額は585,200円でした。その差、約7万円です。

この「値札の価格=支払う金額ではない」という事実が、私にとって最初の学びでした。

1. ペットショップへの支払い

項目金額(税込)
子犬本体価格(1回目のワクチン接種代込み)514,800円
2回目のワクチン接種代8,800円
狂犬病予防接種代6,600円
サポートパック(加入必須)55,000円
合計585,200円

サポートパックは「必須」でした

差額の大部分を占めたのが、55,000円のサポートパック。これは任意ではなく、加入が必須のものでした。

ただ、これは不意打ちだったわけではありません。生体価格の表記のすぐ下に「サポートパック(税込55,000円)、2回目のワクチン代(8,800円)、狂犬病予防接種代(6,600円)を別途頂戴いたします」ときちんと記載があったので、それを読んで加入必須なのだと理解しました。

内容は以下の通りです。

健康チェック・予防関連

  • 6種ワクチン接種、キャニバック接種
  • 健康診断書発行、検便検査、パルボウィルス検査
  • インターフェロン、内部寄生虫駆除
  • 外部寄生虫・フィラリア予防

保証・サポート関連

  • 生命補償(30日間)
  • 24時間獣医師相談(1年間)
  • トレーナーによるしつけ相談(1年間)
  • 専門家によるフード相談(1年間)

正直に言うと、よく分からないもの、自分には必要と感じないものも含まれていて「高いなぁ」とは思いました。ただ、ペットショップで購入するにはこれが必要な支払いなのだと納得することにしました。

これからお迎えを考えている方へ:値札の金額だけで予算を組まず、「表示価格以外に必ずかかる費用はありますか?」と早い段階で確認しておくことをおすすめします。

2. お迎え前に買い揃えたもの

子犬が来る前に、家の中を整えるために揃えたものです。

項目金額(目安)
ケージ約16,000円
トイレ(2つ)約1,700円+約2,800円
フードボウル約2,000円
給水器約3,000円
おもちゃ約1,000円
犬用ソファ約4,000円
スリング約3,000円
合計約33,500円

一番大きかったのはケージで約16,000円。それ以外は数千円のものが多いですが、積み上がると3万円を超えました。

お迎え前に用意したケージやトイレなどの準備品
お迎え前に整えた我が家。他にもフードボウルや給水器なども用意しました。

3. ペット保険について

お迎え直後は動物病院には行きませんでした。ショップからは「体調を崩すことがあれば受診するように」と説明がありましたが、うちの子は特に体調を崩すことがなかったので、約1か月後に3回目のワクチン接種と健康診断を受けに行きました。

ペット保険については、生体購入時にペットショップから勧められた保険会社の「うちの子プラス」というプランを契約しました。

ただ、これは今振り返るともう少し考えておけばよかったと思う部分です。お迎えまで保険についてまったく考えていなかったので、その場で説明を聞いて「とりあえず入っておこう」と決めてしまいました。

保険会社はたくさんあり、補償内容も会社によってかなり違います。しかも、病気をしてからや老犬になってからでは加入できない場合があるため、子犬のうちに入っておいた方がいいという意見も多く聞きます。

だからこそ、お迎えが決まってから慌てて決めるのではなく、お迎えまでに何社か比較検討しておくのがおすすめです。


4. ペットショップで購入して感じたデメリット

費用の話とは少し離れますが、購入時に一つ引っかかったことがありました。

フレンチブルドッグの繁殖では「ブリンドルを掛け合わせないといけない」という説があります。それを知っていたので、子犬の両親のカラーを確認したいとお店に尋ねてみました。

すると、ペットショップでは購入が成立してから血統書を取り寄せるため、繁殖者(ブリーダー)の名前以外は事前に調べることができないという回答でした。

つまり、両親がどんな犬なのか、どういう繁殖方針だったのかを知らないまま、購入を決めなければならないということです。ここが、ペットショップで購入する際の一番のデメリットだと感じました。

ブリーダーから直接お迎えする場合、両親犬に実際に会えたり、繁殖の考え方を直接聞けたりします。この違いは、価格以上に大きな差なのかもしれません。


まとめ:かかった費用の全体像

カテゴリ金額
① ペットショップへの支払い585,200円
② お迎え前の準備費用約33,500円
合計約618,700円

※これに加えて、ペット保険料(月額)と、1か月後のワクチン・健康診断費用がかかっています。

これからお迎えを考えている方に、私の経験からお伝えしたいのは次の3点です。

  • 値札の価格以外に、必ずかかる費用があるか事前に確認する
  • ペット保険は、お迎えまでに何社か比較しておく
  • 両親犬の情報をどこまで知りたいかで、ペットショップとブリーダーのどちらが合うかが変わる

次回は、「ペットショップとブリーダー、実際どう違うのか調べてみた」について書こうと思います。同じようにこれからお迎えを考えている方の参考になれば嬉しいです。

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