ペットショップとブリーダーの違い|実体験で比較

前回の記事で書いた通り、私は愛犬をペットショップからお迎えしました。それ自体に後悔はまったくありません。ただ、購入の過程で一つだけ「これは知ることができないんだ」と感じた瞬間があり、それがこのサイトを作るきっかけになりました。

今回は、実際にペットショップでお迎えした立場から、ブリーダーからお迎えする場合と何が違うのかを整理してみます。


ホームセンターで出会った、クリームの女の子

私が愛犬をお迎えしたのは、ホームセンターの中に入っているペットショップでした。別の用事でホームセンターに行くたび、「今日はどんな子がいるかな?」と覗きに行くのが習慣になっていました。

その日はお昼頃に立ち寄ったのですが、子犬たちはバックヤードでお昼寝タイム。姿を見ることができませんでした。

ところが、空っぽのケースに貼られた札に目が留まりました。「フレンチブルドッグ、女の子、クリーム」。

実家の先住犬はパイドとブリンドルの女の子だったので、次に自分でお迎えするならクリームの女の子がいいなとぼんやり思っていました。まさにドンピシャです。

しばらくケースの前でお昼寝から戻ってくるのを待っていると、スタッフのお姉さんに抱っこされて、まだまだ眠たそうな子が運ばれてきました。

一瞬で心を奪われて、抱っこさせてもらって——もう、ダメでした。

お迎えを決めたクリーム色のフレンチブルドッグの子犬
この子です。あの日、たまたま立ち寄らなければ出会えませんでした

ペットショップで「聞けたこと」

スタッフさんからは、その子について具体的な説明をしてもらえました。

  • このお店に来てから1か月近く経っていること
  • ケースの中で吠えることもなく、おとなしい子であること
  • ケースの中のトイレで、しっかりトイレができる子であること

犬種の特徴や性格についても説明がありましたが、もともとフレンチブルドッグと暮らしていたこともあり、そこは軽く触れる程度でした。

お店で過ごしている様子を、実際に見ている人から聞けたのは、ペットショップならではの良さだったと思います。

ペットショップで「聞けなかったこと」

一方で、聞けなかったこともあります。それが両親犬の毛色でした。

私が両親の毛色を気にしたのには理由があります。フレンチブルドッグの繁殖には「少なくとも片親はブリンドルにした方がよい」という説が、日本では広く知られているからです。

そこでスタッフさんに尋ねてみたところ、返ってきたのは次のような答えでした。

ペットショップでは、購入が成立してから血統書を取り寄せるため、繁殖者(ブリーダー)の名前以外は、事前にお伝えすることができません。

嫌な顔をされたわけではなく、少し申し訳なさそうに案内してくださいました。お店としてのルールなので、仕方のないことだと思います。

ただ、事実として両親がどんな犬なのかを知らないまま、購入を決めなければならないということです。ここが、私がペットショップで購入して唯一「うーん」と感じた部分でした。

※「片親はブリンドルにした方がよい」という説そのものが正しいのかどうかは、調べてみると意外に奥が深かったので、別記事で詳しくまとめました。

あわせて読みたい フレンチブルドッグの「片親はブリンドル」説は本当?

ペットショップとブリーダー、何が違うのか

自分の体験を踏まえて、両者の違いを整理してみました。

比較項目ペットショップブリーダー
出会い方その場で会える・触れられる事前に連絡・見学予約が必要
両親犬の情報購入成立後に血統書で確認事前に確認できることが多い
繁殖環境基本的に見ることができない見学できる場合が多い
子犬の日常の様子店頭での様子を聞ける生まれてからの様子を聞ける
お迎えまでの期間短い(即日も可能)出産・成長を待つ場合がある
お迎え後の関係基本的にその場限り相談・交流が続く場合がある

こうして並べてみると、「すぐ会えるか」と「深く知れるか」のトレードオフだということが分かります。


なぜ私はブリーダーを検討しなかったのか

正直に書くと、当時ブリーダーからのお迎えは検討していませんでした。理由はシンプルで、すぐにお迎えするつもりがなかったからです。

計画的に子犬を探していたわけではなく、たまたま出会ってしまって、その場で飼うことを決めました。だから慌てて必要なものを買い揃えることになり、前回の記事に書いた通り、ペット保険もしっかり比較しないまま契約することになりました。

ちなみに、ブリーダーのサイト自体は以前から見ていました。「みんなのブリーダー」で可愛い子犬の写真を眺めるのが好きで、「将来お迎えするときはこのサイトで探そうね」とパートナーと話していたくらいです。

結果的に、その「将来」より先に、運命の子と出会ってしまったということですね。


次にお迎えするなら、ブリーダーを選びたい3つの理由

もし次にお迎えすることがあれば、今度は計画的に、ブリーダーさんからお迎えしたいと思っています。理由は3つあります。

1. 体型タイプ(ショートボディ)を選びたいから

フレンチブルドッグには、アメリカタイプ(ショートボディ)とヨーロッパタイプという体型の違いがあると言われています。ただ、これは子犬の時点では判断が難しいのが実情です。

実家の先住犬も今の子も、たまたまショートボディでした。次にお迎えするときもショートボディの子がいいので、それならショートボディを専門に繁殖しているブリーダーさんを探すのが確実だと考えています。

2. 繁殖環境を知りたいから

ペットショップでは分からなかった、どんな環境で生まれ育ったのかを自分の目で見たいと思っています。両親犬の様子も含めて、納得した上でお迎えしたいという気持ちがあります。

3. 兄弟姉妹とのつながりができるから

これは調べてみて初めて知ったことですが、ブリーダーさんからお迎えすると、兄弟姉妹の飼い主さんとのつながりができる場合があるそうです。

お迎え後もブリーダーさんの元を訪れたり、兄弟姉妹で集まったり。ペットショップでお迎えする場合とは違った楽しみがあるのは、とても魅力的だと感じました。


まとめ:どちらが良い・悪いではない

ここまで書いておいて何ですが、私は「ペットショップはダメ、ブリーダーが正解」と言いたいわけではありません。

あの日、ホームセンターにたまたま立ち寄らなければ、うちの子とは出会えませんでした。運命の子と出会えたこと自体は、大切にしていきたい思い出です。

ただ、もし時間に余裕があって、計画的にお迎えできる状況なら、両親犬や繁殖環境まで知った上で選べるブリーダーという選択肢は、検討する価値が大きいと思います。

「今すぐ会いたい」のか、「じっくり選びたい」のか。まずはそこを自分に問いかけてみると、どちらが合っているかが見えてくるはずです。

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