前回の記事では、お迎えするまでにかかった初期費用を公開しました。今回は、その続きです。実際に暮らし始めてから、毎月いくらかかっているのか——我が家の実額をそのまま書いていきます。
先に結論を言うと、月3万円台です。ただ、この金額は最初からこうだったわけではありません。途中で月6,500円ほど増えました。
その理由も含めて、内訳を見ていきます。
1. フード:ここが一番大きく変わりました
健康だった頃:月およそ9,500円
1歳半くらいまでは、特に病気やアレルギーもなかったので、友人に勧められたフードを食べていました。
| 商品 | 内容 |
|---|---|
| ブリスミックス(チキンレシピ) | 3kg/5,940円 |
| 給餌量 | 1回80g × 1日2回 |
| 月額の目安 | 約9,504円 |
1日160g食べるので、30日で4.8kg。3kg袋が1.6袋分必要になる計算です。2袋(6kg)まとめて買うと、約37日持ちます。
1歳半で、療法食に切り替わりました
1歳半のとき、ストルバイト結石による血尿が出てしまいました。以降、定期的に繰り返すようになり、獣医師から結石用の療法食にするようアドバイスを受けました。
いろいろ試した結果、現在は2種類の療法食を混ぜて食べています。
| 商品 | 価格 | 給餌量 |
|---|---|---|
| ロイヤルカナン(ユリナリーS/O+低分子プロテイン) | 3kg/10,660円 | 1回40g × 1日2回 |
| ドクターズケア(尿石ケア) | 3kg/18,800円 | 1回20g × 1日2回 |
| 月額の目安 | 約16,050円 | |
フード代だけで、月におよそ6,500円の増加です。年間にすると約78,000円。決して小さくない金額でした。
療法食は、獣医師の指示のもとで使うものです。同じような症状が出た場合は、自己判断でフードを変えるのではなく、必ず動物病院で相談してください。
これからお迎えを考えている方には、「健康なときの費用」だけで予算を組まない方がいいということをお伝えしたいです。何かあったとき、フード代は簡単に1.5倍以上になります。
2. ペット保険:年齢とともに上がっていきます
加入しているのは、補償割合70%のプランです(最初の1か月のみ100%)。
意外と見落とされがちなのですが、ペット保険の保険料は、年齢が上がるにつれて高くなります。実際の金額を並べてみます。
| 年齢 | 月額保険料 |
|---|---|
| 1〜2歳 | 4,990円 |
| 3歳 | 5,580円 |
| 4歳 | 6,370円 |
| 5歳 | 7,200円 |
| 6歳 | 8,060円 |
| 7歳 | 9,020円 |
| 8歳 | 9,980円 |
| 9歳 | 11,210円 |
| 10歳 | 12,550円 |
| 11歳 | 13,910円 |
| 12歳〜終身 | 15,650円 |
1〜2歳の頃は4,990円だったものが、12歳では15,650円。3倍以上です。
お迎えのときに保険を検討する方は多いと思いますが、「今の保険料」だけでなく「10年後の保険料」も見ておくと、より現実的な判断ができると思います。
3. トリミング:1か月半に1回
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 約7,000円(シャンプー・耳掃除・肛門腺絞り・爪切り込み) |
| 頻度 | 1か月半に1回 |
| 月額換算 | 約4,667円 |
フレンチブルドッグはカットが不要な犬種なので、自宅でシャンプーをする方も多いと思います。実際、それで済ませられるならここは節約できるポイントです。
ただ私は、しっかり洗えたか、きれいに洗い流せたか、ちゃんと乾かせたかと不安になってしまうので、プロにお任せするようにしています。
ちなみに夏場は皮脂で肌荒れしやすくなるので、サロンに行く1か月半の間に、自宅で一度シャンプーしています。
4. おやつ・消耗品
| 項目 | 内容 | 月額の目安 |
|---|---|---|
| おやつ | ネットでまとめ買い | 1,500〜2,000円 |
| トイレシート | 400枚/4,480円・1日4枚 | 約1,344円 |
| ウェットティッシュ | 90枚×3パック/547円・1日3枚 | 約182円 |
おやつは、いろいろな種類をネットでまとめ買いしてしまうので、正確な月額を出すのが難しいところです。だいたいこのくらい、という感覚値になります。
5. 医療費:年間費用を12で割ると見えてきます
ここが、月額では見えづらいけれど確実にかかる部分です。年に1回のものが多いので、年間でいくらかを出してから12で割ると実感に近い数字になります。
年1回かかるもの
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 狂犬病予防接種 | 2,950円 |
| 済票・鑑札手続き代 | 550円 |
| 犬ワクチン抗体価検査 | 6,800円 |
| フィラリア検査 | 2,100円 |
| 血液検査(同時実施) | 6,500円 |
| 健康診断 | 15,500円 |
| 小計 | 34,400円 |
抗体価検査の結果、抗体が残っていなければ5種混合ワクチン(6,100円)を接種します。その場合は年間40,500円になります。
5月〜12月の8か月間かかるもの
| 項目 | 月額 | 8か月分 |
|---|---|---|
| フィラリア薬 | 1,300円 | 10,400円 |
| ノミ・ダニ予防薬 | 1,400円 | 11,200円 |
| 小計 | 21,600円 |
合わせると
年間で56,000円(ワクチン接種年は62,100円)。12で割ると、月あたり約4,700円という計算になります。
これに加えて、体調不良のときは随時受診しています。うちの子は血尿が出たら受診するので、1回あたり約1,500円(保険で3割負担)の支払いが発生します。
月額まとめ:健康だった頃と、今
ここまでの数字を並べてみます。
| 項目 | 健康だった頃 | 現在 |
|---|---|---|
| フード | 9,504円 | 16,050円 |
| ペット保険 | 4,990円(1〜2歳) | 6,370円(4歳の例) |
| トリミング | 4,667円 | 4,667円 |
| おやつ | 1,750円 | 1,750円 |
| トイレシート・消耗品 | 1,526円 | 1,526円 |
| 医療費(年間÷12) | 4,667円 | 4,667円 |
| 合計 | 約27,100円 | 約35,000円 |
実感としても、毎月3万円〜3万5千円はかかっているイメージです。
毎月じゃないけれど、地味にかかるもの
ここからは「月額」には入らない出費です。必ずかかるものと、家庭によって差が出るものが混ざっていますが、予算を組むときに忘れられがちな部分なので挙げてみます。
暑さ対策グッズ
まずは、フレンチブルドッグを迎えるなら避けて通れないものから。暑さに弱い犬種なので、ここは省けません。毎年買い替えるものではありませんが、揃えるとそれなりの金額になります。
| アイテム | 金額 |
|---|---|
| 冷風マット | 約15,000円 |
| 保冷マット | 約5,500円 |
| 充電式扇風機 | 約4,000円 |
| ポータブル冷風機 | 約9,000円 |
| 遮光クロス | 約8,500円 |
| クールリボン | 約3,000円 |
| 接触冷感服(2枚) | 約12,000円 |
| 合計 | 約57,000円 |
短頭種は体温調整が苦手なので、これは贅沢品ではなく必需品だと思っています。一度に全部揃える必要はありませんが、初めての夏までには準備しておきたいところです。
お洋服(これは人によります)
ここからは、必要かどうかが分かれる部分です。
正直に書くと、これが一番の想定外でした。可愛いと、つい買ってしまうんです。自分の服より高くても。
季節ものも増えていきます。浴衣、鯉口シャツ、節分の鬼のコスプレ、サンタクロースのコスプレ……。毎月の出費ではないものの、年単位で考えると70,000円くらいは買っているかもしれません。
もちろん、まったく買わないという選択もあります。ただ、フレンチブルドッグは服が似合う犬種なので、「自分は買わないと思っていたのに、気づいたら買っていた」というパターンは、けっこうあるのではないかと思います。
記念撮影(これも人によります)
こちらも人によるところですが、我が家では成長の記録を残したくて、毎年誕生日あたりにフォトスタジオで撮影しています。
参考になるとすれば、当初の予算から膨らみやすいという点かもしれません。前回は18,000円くらいのプランを選んだのですが、小物のプラン、納品データの追加、グッズ制作などを足していった結果、最終的に40,000円くらいの出費になりました。
撮影を考えている方は、基本プランの金額だけで判断せず、オプションまで含めて確認しておくと安心だと思います。
節約は、していません
正直に書くと、費用を節約しようと意識したことはありません。
特に健康に関することは、必要経費だと思っています。病院の受診料や薬代はもちろん、良さそうなサプリがあれば試してみますし、なかなか水を飲んでくれないときはヤギミルクや犬用のドリンクを買います。
今食べている療法食も、普通のフードより高い。それでも、健康を維持するためには仕方のないことだと思っています。健康診断も同じです。
もちろん、これは我が家の考え方です。トリミングを自宅で済ませるなど、抑えられる部分は人それぞれあると思います。
まとめ
- 毎月かかるのは、およそ3万円〜3万5千円
- フード代は、健康状態が変わると1.5倍以上になることがある
- ペット保険は、年齢とともに保険料が上がっていく(1〜2歳の3倍以上になることも)
- 年1回の医療費は、12で割って月額に換算しておくと実感に近い
- お洋服や暑さ対策グッズなど、月額には出てこない出費もある
これからお迎えを考えている方は、「今の月額」だけでなく、病気になったときと、年をとったときの金額も想像しておくと安心だと思います。
それでも、この子と暮らす毎日を考えたら、まったく惜しくない金額です。