フレンチブルドッグといえば、おじさんのような「ブーブー」といういびき——そんなイメージを持っている方は多いと思います。私もそうでした。実家で飼っていた2頭も、もれなく立派ないびきをかいていましたから。
ところが、うちの子はまったくいびきをかきません。
「フレンチブルドッグなのに?」と、正直びっくりしました。今回は、そんな経験から調べたことを書いてみます。
いびきをかかないフレンチブルドッグもいます
大人になった今でも、うちの子がいびきをかくことはめったにありません。ぐっすり眠っているときに「ピーピー」と鼻息が鳴っているくらいです。
フレンチブルドッグを迎える前、私は「この犬種はみんないびきをかくもの」だと思い込んでいました。実際には、個体差がかなり大きいということですね。
だから、もし今「うちの子はいびきをかかないけれど、大丈夫だろうか」と検索してこの記事にたどり着いた方がいたら——そういう子もいます、とお伝えしたいです。
子犬のとき、獣医師に言われたこと
実は、まったく不安がなかったわけではありません。
子犬のときの最初の検診で、獣医師からこう言われました。
鼻の穴が小さいので、大きくなるにつれて呼吸がしづらくなるかもしれません。フレンチブルドッグは呼吸をしやすくするための手術をする子も少なくないので、様子を見ましょう。
「手術」という言葉が出てきたので、当時は少し不安になりました。
結果としては、その後も呼吸について心配になるようなことはありませんでした。ただ、子犬のうちに獣医師から見立てを聞いておけたこと自体は良かったと思っています。何かあったときに「そういえば言われていたな」と早く気づけるからです。
他の子を見て、気づいたこと
うちの子の場合、運動したあとや暑いときに「ハァハァ」することはあります。でも、休ませたり体を冷やしてあげると、すぐに収まります。
一方で、お出かけ先で他のフレンチブルドッグを見ていると、様子が違う子もいます。
「ハァハァ」どころではなく、鼻や喉のあたりが「ガーガー」と鳴っている子。涼しい室内のごはん屋さんで、おとなしくしているだけなのに呼吸が落ち着かず、ずっとガーガーと音を立てている子。
そういう子を見かけるようになって初めて、「すぐに落ち着いて呼吸が整う」というのは、案外めずらしいことなのかもしれないと思うようになりました。
いびきが「気になるかどうか」の目安
ここで大事なことを書いておきます。私は獣医師ではないので、診断のような話はできません。
そのうえで、自分の経験から「これは違うかもしれない」と感じるポイントを挙げるとすれば、次のようなことです。
- 涼しい場所で、安静にしているのに呼吸が落ち着かない
- 少し動いただけで、なかなか呼吸が整わない
- 寝ているときに、息が止まっているように見える瞬間がある
- 以前より音が大きくなってきた、頻度が増えてきた
フレンチブルドッグは短頭種といって、鼻から喉にかけての空気の通り道が構造的に狭い犬種です。そのため「いびきをかくのが普通」と思われがちですが、程度によっては診察が必要なこともあります。
気になることがあれば、迷わず動物病院で相談してください。「これくらい普通ですよね」と確認するだけでも意味があります。実際、我が家も検診のときに聞いたことで、見通しを持てました。
実家の2頭の場合
ちなみに、実家で飼っていた2頭は、しっかりいびきをかいていました。
ただ、普段の生活で心配になるほどのことはなく、手術を勧められることもありませんでした。
つまり、「いびきをかく=すぐ手術が必要」ということではないんですね。ここも個体差だと思います。
いびきが恋しくなることもある
最後に、少し個人的な話を。
フレンチブルドッグの「ブーブー」といういびきは、この犬種の愛らしさの一部でもあります。実家の子たちのいびきを聞いて育ったので、正直なところあの音が少し恋しくなることもあります。
でも、静かに眠っているうちの子を見ていると、これはこれで良かったのかなと思います。健康面では、安心材料の一つなのだろうと。
いびきをかく子も、かかない子もいる。どちらが正しいということではなく、その子の状態を見ていくことが大切なのだと思います。